ES版Meteor LakeデスクトップCPUの写真がリーク!IHSが大型に!?湾曲対策か。Arrow Lakeでも採用が期待される

CPU

Intel

Intel Meteor LakeデスクトップCPU (Meteor Lake-S)のES版の写真がリークされました。それがこちら。

ES版Meteor LakeデスクトップCPU (Meteor Lake-S)
ES版Meteor LakeデスクトップCPU (Meteor Lake-S)

上記写真をリークしたのは香港メディアのHKEPC。HKEPCによるとこのCPUは、6P-Core 8E-Core (14C20T)のES版Meteor Lake-Sとのこと。

現行製品のCore i9-13900Kと比較すると、以下のような具合。

左: ES版Meteor Lake-S (NA QDF4) / 右: Core i9-13900K
左: ES版Meteor Lake-S (NA QDF4) / 右: Core i9-13900K

両者を比べると、まずPCBの設計に違いが見られます。Core i9-13900Kのノッチ(窪み)は4箇所なのに対し、ES版Meteor Lake-Sは2箇所になっています。

かねてより、LGA1851はノッチが2箇所になるといわれており、ES版Meteor Lake-SがLGA1851であることを示しています。

LGA1851はノッチが2箇所
LGA1851はノッチが2箇所

そして、一番目立つ大きな違いはIHS (ヒートスプレッダ)。ES版Meteor Lake-SのIHSは、Core i9-13900Kよりも一回り大きくなっています。

第12世代Core i 12000シリーズ(Alder Lake-S)や第13世代Core i 13000シリーズ(Raptor Lake-S)は、CPUが物理的に曲がる・湾曲するという問題を抱えていますが、この大型のIHSであれば、もしかしたら曲がりにくくなっているかもしれません。同じLGA1851のArrow LakeデスクトップCPU (Arrow Lake-S)でもこの大型IHSの採用が期待されます。

なお、デスクトップ版Meteor Lakeはキャンセルされたとされています。(噂が本当なら上記ES版はキャンセルが決まる前に作られたものでしょう) モバイル版Meteor Lakeは、2023年9月19~20日に開催されるIntel Innovation 2023にて発表が予定されています。

2023/9/24追記
デスクトップ版Meteor Lakeの登場が確定しました。詳細は以下の記事をご覧ください。

  Intel、Meteor LakeデスクトップCPUを発売すると発言。2024年に登場

ArrowLake,MeteorLake

Posted by にっち