Intel、Core i5-110を発表!あれ、Core iって消滅したんじゃ?!このCPUはいったい
Intelは、Core i5-110なるCPUを発表しました。
覚えているでしょうか、 Intelは第14世代CPUをもって『Core i』ブランドを終了させたことを。Meteor LakeやArrow Lake、Twin Lakeなどでは『i』の文字は消滅し、『Core Ultra』やただの『Core』だけになりました。
にもかかわらず、Intelは新たにCore i5-110なるCPUを発表しました。このCPUの情報が以下。
発売日: 2025年第3四半期
ステータス: Launched
おわかりいただけたでしょうか。なんとこのCPU、コードネームがComet Lake、つまりIntel第10世代CPUなんです。発売日は2025年第3四半期(7~9月)でステータスはすでに発売済み(Launched)と記されています。
「最新のソケットにでも対応したのかな?」なんて思われるかもしれませんが、そんなことはなく、ソケットLGA1200用です。
Core i5-110のスペックは6コア12スレッド、ベースクロックが2.9GHz、最大ターボクロックが4.3GHz、TDP65W。
このスペックを見て「あれ、どこかで見たことあるぞ……」と思った方は非常に鋭い方です。なんと、
Core i5-10400と完全に一致しています。少なくともIntelが公開したカタログスペック上で違いはどこにも見られません。つまり、Core i5-110は、Core i5-10400の名前を変えただけのリブランディングと言えます。
Core i5-10400は2020年発売されました。約5年の時を超えてCore i5-110として復活しました。
にしても、いったいなぜ今になって第10世代を復活させたのか、第10世代だとわかりにくいこのネーミングにしたのか、Core i5-10400のままで再販しなかったのか、色々と謎です。