Gigabyteグラボのサーマルゲルさん、もしかして微妙?サーマルパッドに交換した結果、なんと温度が
Gigabyteは同社製グラボにサーマルゲルを採用していますが、普通のサーマルパッドへと変更すると温度にどのような差が出るのでしょうか。海外メディアのTom’s Hardwareが報じました。
GigabyteのGeForce RTX 5000シリーズおよびRadeon RX 9000シリーズは、基板とGPUクーラーとの間にサーマルパッドではなく、サーマルゲル(Thermal conductive gel / 熱伝導性ゲル)と呼ばれるゲル状のものを採用している。 中国bilibiliのコンテンツクリエイターであり、サーマルパッドの販売も行っているDIY PC周辺機器(DIY电脑周边)は、Gigabyte AORUS Radeon RX 9070 XT ELITE 16Gのサーマルゲルを普通のサーマルパッドへと交換する動画を公開した。
交換に使用されたサーマルパッドはGilson HD800およびHD200で、これらは約1.53ドルで販売されている。熱伝導率は8W/mKとまずまずの性能だが、超高性能というわけでもない。 FurMarkを実行しグラボに負荷をかけたところ、交換前のサーマルゲルの状態ではファン速度42%で、GPUコア温度56℃、ホットスポット88℃、VRAM85℃だった。 一方、サーマルパッドへと交換後は、ファン速度40%で、GPUコア温度53℃、ホットスポット87℃、VRAM78℃だった。 サーマルパッドではファンがわずかに静かになり、GPUコア温度が3℃、ホットスポットが1℃、そしてVRAMが7℃も低下した。 ― Tom’s Hardware |
サーマルパッドに変更してVRAM温度が7℃も低下するのは結構大きな差ですね。
Gigabyteのサーマルゲルは、塗布しすぎたことで垂れ落ちてくることが問題になりました。Gigabyteには今世代でサーマルゲルの使用はやめてもらって、サーマルパッドの使用へと回帰していただきたいものです。