『.ics』ファイルを開くと警告が表示される不具合をやっと修正 ［Update 1: 修正に失敗］
Microsoftは、『.ics』ファイルを開くとセキュリティ警告が表示される不具合を修正したことを発表しました。
| 更新履歴 ［記事初公開日: 2024/4/5］ ① Microsoftは不具合の修正に失敗したことを明らかにしました。その旨、記事下部に加筆。 ［2024/4/25］ ［New］ |
Windows10やWindows11などのWindows OS環境において、2023年12月12日(米国時間)以降にリリースされたOutlook for Microsoft 365用セキュリティ更新プログラムをインストールすると、『.ics』ファイル(カレンダーファイル)を開いた際に以下のセキュリティ警告(セキュリティに関する通知)が表示されるという不具合が発生しています。
『.ics』ファイルを開くと警告が表示される
Microsoftは、この不具合を2024年4月2日(米国時間)にリリースしたMicrosoft 365 Officeベータチャネル用更新プログラムVersion 2404 Build 17531.20000にて修正しました。
この修正は通常版の最新チャネルへは2024年4月30日(米国時間)に、半期エンタープライズチャネルには2024年7月9日(米国時間)にリリースを予定しています。
不具合が発生してから約4か月、やっと修正となりました。なお、修正されるまでの間、この警告を無効にしたい場合は、レジストリエディターを起動して(［Windows］ + ［R］キーを押して『regedit』と入力してエンター)、以下のレジストリの値のデータを『1』に設定することで表示されなくなります。ただし、すべての警告が表示されなくなることには注意が必要です。
▼グループポリシーレジストリパス: ▼OCTレジストリパス: |
＜ Update 1: 修正に失敗 ＞ ［New］
Microsoftは、2024年4月23日付け(米国時間)で本不具合の修正に失敗したことを明らかにしました。Microsoftによると、この修正により問題が生じるため、現在は修正が無効になっているとのこと。
当初、通常版の最新チャネルへは2024年4月30日(米国時間)に、半期エンタープライズチャネルには2024年7月9日(米国時間)に修正の展開を予定していましたが、現在はキャンセルされています。
現在、Microsoftは再び修正に取り組んでおり、進展があり次第、本不具合のページを更新するとのことです。