Core i9-13900K vs 13900KF、OC耐性が高いのはどっち？シリコンダイの品質を比較
ドイツメディアのigor’sLabにより、Core i9-13900KとCore i9-13900KFのシリコンダイの品質はどちらが高いかという検証が行われました。
ASUS製マザーボードのMaximusおよびStrixモデルにはSilicon Prediction (SP)というCPUのシリコンダイの品質を調べる機能があります。この数値が高ければ高いほど、低電圧で動作し、高いオーバークロック(OC)耐性が期待できます。
igor’sLabはこの機能を使用して、131個のCore i9-13900Kと、164個のCore i9-13900KFの品質を調べました。その結果がこちら。
検証に使われた大量のCPU
Core i9-13900K - Avg 99.6 SP
Core i9-13900KF Avg 101.1 SP
平均SP値はCore i9-13900Kが99.6SP、Core i9-13900KFが101.1SP。Core i9-13900KFの方が平均的にシリコンダイの品質が良く、高いOC耐性を期待できるという結果となりました。
一方、ベストSP値は、Core i9-13900Kが114SP、Core i9-13900KFが111SPとなっており、より高いSP値のものを狙うならCore i9-13900Kの方が期待できそうです。
ただ、最低SP値はCore i9-13900Kが81SPで、90SP未満が3つもあります。一方、Core i9-13900KFの最低SP値は91SPと、90SP未満は0です。
Core i9-13900Kは大当たりも大ハズレもありますが、Core i9-13900KFは大当たりも大ハズレもなく真ん中で安定しているデータとなりました。