Intel、第4世代Xeon Sapphire Rapidsの出荷を一時停止。バグが見つかったため

CPU

Intel Xeon

Intelは、一部の第4世代XeonシリーズSapphire Rapidsにバグが見つかったため、出荷を一時停止しました。海外メディアのTom’s Hardwareが報じました。

Intel Xeon

Intelは、一部の第4世代Xeon Sapphire Rapidsプロセッサーにバグが見つかったため、出荷を一時停止しているという情報を得た。私たちはこの件についてIntelについて詳細を問い合わせたところ、以下の回答を得られた。

私たちは、Intel第4世代Xeon Medium Core Countプロセッサー(SPR-MCC)のサブセットにおいて、特定の条件下でシステムの動作を中断させる恐れのある不具合を認識しており、積極的に調査を行っています。この不具合は、市販のソフトウェアを実行した際には発生せず、ほかのIntel第4世代XeonプロセッサーSKU (XCCやHBMなど)でも発生していません。慎重を期すため、ファームウェアによる緩和が確認できるまでSPR MCCの出荷を一時停止しましたが、近いうちに出荷を再開する予定です。

― Intel広報担当者

追加でパフォーマンスへの影響についても質問したが、緩和策がパフォーマンスに影響を与えることはないと見込んでいるという。

CPUにバグ・エラッタが見つかることは珍しいことではないが、それにより出荷停止になるというのは珍しく、今回のバグはよくあるエラー以上のものであることを示唆している。

[Source: Tom’s Hardware

Intel第4世代Xeon Sapphire Rapidsプロセッサーには、4つのCPUタイルを使用したXCCと、1つのモノリシックダイを使用したMCCがありますが、このうちMCCモデルのものがこの不具合の影響を受けて出荷が一時停止となっているそうです。

2023/7/9追記
出荷が再開されました。詳細は以下の記事をご覧ください。

  Intel、第4世代Xeon Sapphire Rapidsの出荷を再開。ファームウェアでバグを修正

SapphireRapids

Posted by にっち