NVIDIA、GeForce RTX 5080とRTX 5070の販売に注力か。その代わり一部モデルの製造量が大幅減
NVIDIAは、GeForce RTX 5080とGeForce RTX 5070の販売に注力する模様です。その代わり、一部モデルの製造量が大幅に減少となる見込みです。
中国サプライチェーンの情報筋は以下のように述べています。
グラフィックメモリ(VRAM)チップの高騰や、NVIDIAの販売戦略の変更により、2026年2月以降、GeForce RTX 5060 Ti 16GBとGeForce RTX 5070 Tiに大きな調整が入ります。 これらのグラボが完全に製造終了することはありませんが、優先度が下がります。具体的に言うと、製造量が大幅に減少する見通しです。 GeForce RTX 5060 Ti 16GBは製造量が少なくなり、市場での存在感は薄まるでしょう。そしてNVIDIAは、GeForce RTX 5060 Ti 16GBよりもGeForce RTX 5070の販売に注力する見込みです。 GeForce RTX 5070 Tiも同様です。製造量を少なくし、GeForce RTX 5080の販売に注力する見込みです。 この方針転換はメモリ価格の高騰に影響してのものです。 ― China Supply Chain Source |
以前より、NVIDIAがグラボメーカーに対して、GeForce RTX 5060 Ti 16GBとGeForce RTX 5070 Ti用GPU + VRAMの出荷量を減少させるという話が出ていました。(NVIDIAやAMDはグラボメーカーに対して、GPU単品ではなく、VRAMもセットで出荷しています) 今回の情報はその続報的なものです。
情報筋によると、これらのグラボ製品にとってかわって、
- GeForce RTX 5060 Ti 16GB → GeForce RTX 5070に注力
- GeForce RTX 5070 Ti → GeForce RTX 5080に注力
といった販売戦略に切り替えるとのことです。おそらくは、NVIDIAにとってGeForce RTX 5070やGeForce RTX 5080の方が利益率が高いのでしょう。
とはいえ、GeForce RTX 5060 Ti 16GBもGeForce RTX 5070 Tiも、完全に製造終了することはないとのこと。しかし、この方針転換により、これらのグラボ価格は、今までよりも魅力的でなくなるかもしれません。(例えば、GeForce RTX 5070 TiはGeForce RTX 5080に近い値付けになったり)
この変更は2025年2月以降に行われるとされています。
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