非対応PCのWindows11 23H2をWindows11 25H2へとアップデートする方法。インストールメディアを使ってでアプデ
TPM 2.0などWindows11のシステム要件を満たさない非対応PCでWindows11を利用されている方ならご存知かと思いますが、基本的に非対応PCのWindows Updateに大型アップデートは降ってきません。そのため、手動で大型アップデートをインストールする必要があります。
本記事では、非対応PCのWindows11 23H2を、Windows11 25H2へとアップデートする方法をご紹介いたします。
最初に
まず最初に、本記事は、Windows11非対応PCでWindows11 23H2を使用している方向けの内容です。非対応PCでWindows11 24H2を使用していて、Windows11 25H2へとアップデートしたい方は以下の記事をご覧ください。(本記事の方法でも24H2 → 25H2へとアップデートできますが、以下の記事の内容の方がてっとり早くて楽です)
非対応PCにWindows11 25H2をクリーンインストールしたい場合は以下の記事をご覧ください。初版は2021年ですが、今でもこの方法でクリーンインストールができます。
非対応PCのWindows11 23H2をWindows11 25H2へとアップデートする方法
Windows11非対応PCで、Windows11 23H2をWindows11 25H2へとアップデートする手順は以下。
1.)
まず、MicrosoftのサイトでWindows11 25H2のISOファイルをダウンロードしてUSBメモリにインストールメディアを作成してください。
2.)
スタートボタンを押して、上の検索ボックスに『コマンドプロンプト』と入力し、検索結果に出てきた『コマンドプロンプト』を右クリックして『管理者として実行』を選択してください。
3.)
仮にインストールメディアがDドライブだとしたら、『d:』と入力してエンターを押してください。次に『setup /product server』と入力してエンターを押してください。
この方法でWindows11 25H2の『setup.exe』(インストーラー)を起動すると、システム要件を満たしているかどうかの確認画面をバイパスすることができます。
4.)
『3.)』の手順で『setup.exe』を実行すると、『Windows Server セットアップ』というウィンドウが表示されます。実際にWindows Serverがインストールされることはありませんのでご安心ください。ちゃんとWindows11 25H2がインストールされます。
このウィンドウが開いたら『セットアップでの更新プログラムのダウンロード方法の変更』を選択してください。
5.)
『更新プログラム、ドライバー、オプション機能の入手』という画面が開いたら『今は実行しない』にチェックを入れて『次へ』を選択してください。
6.)
『適用される通知とライセンス条項』が表示されたら『同意する』を選択してください。
7.)
『引き継ぐ項目を選んでください』が表示されたら、必ず、『ファイル、設定、アプリを保持する』にチェックが入っていることを確認してください。(デフォルトでは最初からチェックが入っています) ここにチェックが入っていないと、アプリ等が引き継がれません。チェックが入っていれば、『次へ』を選択してください。
8.)
その後、もし、『次の作業が必要です』と表示されたら、『確認』を押してください。すると次の画面に進みます。
9.)
『インストール準備完了』と表示されたら『インストール』を押してください。するとインストールが始まります。
『Windows Serverのインストール中』と表示されますが、(繰り返しになりますが)Windows Serverがインストールされることはありません。Windows11 25H2がインストールされます。
10.)
インストール中は何回か再起動がかかります。気長にお待ちください。再起動がかかって『更新プログラムを構成しています』という画面に変わったら、もうしばらくすればインストールが終わります。
11.)
インストールが終わったらちゃんとWindows11 25H2へとアップデートできたか、念のため確認をしましょう。『設定』 → 『システム』 → 一番下にある『バージョン情報』を開いてください。
ここでバージョンが『25H2』となっていれば無事成功です。Windows11 23H2からWindows11 25H2へのアップデートはこれで完了です。
なお、この方法は正規の方法ではないことをご留意ください。今後、Microsoftにこの方法を無効化されないとも限りませんので過信は禁物です。あまりこの方法をあてにせず、Windows11を使い続けるなら、できることならシステム要件を満たしたPCで使用した方が良いでしょう。