Core i9-14900Kを殻割りするとどうなるの?温度の変化やいかに

CPU

殻割りされたCore i9-14900K

ドイツのオーバークロッカーder8auer氏により、Intel第14世代(コードネーム: Raptor Lake Refresh)であるCore i9-14900Kが殻割りされました。

左: Core i9-13900KS / 右: Core i9-14900K

左: Core i9-13900KS / 右: Core i9-14900K
左: Core i9-13900KS / 右: Core i9-14900K

シリコンダイとヒートスプレッダ(IHS)は前世代のCore i9-13900KSと同様にソルダリング。ダイサイズやIHSに変更はありません。

der8auer氏は殻割りしたCore i9-14900Kからインジウムを除去して、液体金属のConductonaut Extremeに変更した場合と、Conductonaut Extreme + 反り防止フレームContact Frameを使用した場合の温度を測定しました。その結果がこちら。

Core i9-14900K - 左: 殻割り前 / 中: 殻割り + 液体金属 / 右: 殻割り + 液体金属 + 反り防止
Core i9-14900K
左: 殻割り前 / 中: 殻割り + 液体金属 / 右: 殻割り + 液体金属 + 反り防止

測定にはCinebench R23を使用し、CPUはP-coreを5.6GHz、E-Coreを4.4GHzに固定。CPUクーラーは360mm簡易水冷。CPUとCPUクーラーとの間は液体金属ではなく通常のサーマルペースト・グリスを使用しています。

測定結果は、殻割り前の平均最大温度が93.1℃、殻割り + 液体金属が83.2℃、殻割り + 液体金属 + 反り防止フレームが81.5℃。Core i9-14900Kは、殻割りして中身を液体金属に変えるだけで9.9℃の低下、さらに反り防止フレームを使用すると11.6℃の低下を見せました。

RaptorLakeRefresh

Posted by にっち