【Windows10】 WindowsUpdate 2024年2月 不具合情報 - プレビューリリース KB5034843 [Update 1]

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2024年3月1日にWindowsUpdateに配信されたWindows10用更新プログラムKB5034843の不具合情報です。

月例の翌々週以降に公開・配信される更新プログラムは『プレビューリリース』と呼ばれており、新たなセキュリティアップデートを含んでおらず、不具合の修正や機能改善のみの更新プログラムとなっています。特に問題がなければ次の月例に同梱されます。

『プレビューリリース』は文字通りに早期公開のプレビュー版なため、すぐにでも適用したい不具合の修正がない場合や、人柱になりたくない場合はスルーを推奨いたします。不具合の修正内容の詳細については各更新プログラムのリンク先よりご確認くださいませ。

以下、2024年3月1日に公開された更新プログラムの不具合およびその回避策・解決策になります。

更新履歴
① 既知の不具合を1件追加。 [2024/4/8] [New]

Windows10 22H2用プレビューリリース: KB5034843

基本情報

KB5034843はWindows10 バージョン22H2用のプレビューリリースと呼ばれる累積更新プログラムです。この更新プログラムを適用することで、機能の改善や不具合の修正などが施されます。ただし、あくまでもプレビュー版であることには注意が必要です。

この更新プログラムに新たな脆弱性の修正は含まれておらず、インストールしなくてもセキュリティ上の問題はありません。

▼機能改善や修正された不具合・更新プログラムのハイライト

  • Windows shareを使ってWhatsApp、Gmail、Facebook、LinkedInなどのアプリにURLを直接共有できるようになりました。X (旧Twitter)への共有は近日対応予定です
  • この更新プログラムはセカンダリドライブにインストールしたゲームに影響します。現在はドライブにインストールされたままになります (※筆者注: 原文は「This update affects games you install on a secondary drive. Now, they remain installed on the drive.」。つまり、今までセカンダリドライブ(Dドライブとか)にインストールしたゲームが消えることがあった?)
  • 『Windows バックアップ』アプリをサポートされていない環境でユーザーインターフェイスが表示されなくなります。詳細はこちらのページをご覧ください
  • Azure Virtual Desktopセッションに影響する不具合を修正。この不具合により、サインイン時に遅延が発生していました
  • Azure Virtual Desktop仮想マシンがランダムに再起動する不具合を修正
  • Windows Hello for Businessに影響する不具合を修正。この不具合により、特定のアプリケーションでMicrosoft Entra IDの認証を使用できませんでした。
  • Microsoft EdgeのInternet Options Data SettingsのUIが正しくない不具合を修正
  • カスタムデスクトップでIMEが動作しない不具合を修正
  • リモートデスクトップWeb認証の不具合を修正。この不具合により、ソブリンクラウドのエンドポイントに接続できないことがありました

不具合情報

KB5034843には以下の既知の不具合があります。

既知の不具合
不具合概要回避策

[New]

2024年1月24日に公開されたプレビューリリースKB5034203以降の更新プログラムをインストールすると、ネットワーク内のMicrosoft Connected Cache (MCC)ノードの検出にDHCP Option 235を使用している一部のWindows PC環境で、MCCノードを使用できなくなる場合があります。

上記のような構成は主に企業・組織で使用されているため、一般的なホームユーザー環境が影響を受ける可能性は低いとされています。

本不具合の回避策はこちらのページをご覧ください。または、Support for businessからヘルプをリクエストするようMicrosoftは案内しています。

Microsoftは不具合の解決に取り組んでおり、今後のアップデートで修正を予定しています。

2023年12月1日に公開されたプレビューリリースKB5032278以降の更新プログラムをインストールすると、Microsoft Edgeパッケージのステータスの問題により、一部のPCでシステム準備ツール(System Preparation Tool / Sysprep.exe)を使用すると、以下のエラーが表示される場合があります。

エラーダイアログ

上記エラーメッセージに記されているsetupact.logには、0x80073cf2エラーが記されます。

この不具合の詳細と回避策は『KB5034912: Sysprep error 0x80073cf2 after installing the November 30, 2023 updates or later for Windows 10, version 22H2』のページをご覧ください。

Microsoftは不具合の解決に取り組んでおり、今後のアップデートで修正を予定しています。

マルチモニター環境において、Copilot in Windows (プレビュー)を使用すると、アイコンの位置が移動したりズレる場合があります。

Microsoftによると、この不具合が発生する恐れのある環境ではCopilot in Windowsを使用できない(有効にならない)場合があるとのこと。

すでにCopilotが有効になっている環境での具体的な回避策は案内されていません。

Microsoftは不具合の解決に取り組んでおり、今後のアップデートで修正を予定しています。

タスクバーが左右のいずれかに配置されている場合、Copilotを使用できません。

一時的な対処方法として、タスクバーを上下のいずれかに配置してください。

Microsoftは不具合の解決に取り組んでおり、今後のアップデートで修正を予定しています。