Win10チューニング,WindowsUpdate

dGPU(GeForce)を搭載したノートPC、Dell AlienwareにWindows10 v1803 April 2018 Update(以下、A2U)が正常にインストールできないという報告が多数出ています。しかし、回避策はあります。 (: Update 1参照)

海外フォーラムによると、

  • GeForceドライバをアンインストール
    (これだけで無理ならデバイスマネージャからもNVIDIAカードを無効化)
  • Intel Graphicsドライバをアンインストール
  • ドライバが再び自動で入ってこないようにする
    (オフライン環境でISOを使ってA2Uをインストイールするなど)

この状態だと正常にA2Uをインストールできたとのことです。インストール後には再びGeForce / Intel Graphicsドライバをインストールすれば完了です。

これはDell Alienwareでの話ですが、他社製dGPU搭載ノートPCでもA2Uのインストールが上手くいかなかった場合はこの方法が通用するかもしれません。

より詳細な議論は下記の海外フォーラムをご覧くださいませ。


< Update 1: MSが現時点では未対応と発表 >
Microsoftは下記のdGPU搭載ノートPCが現時点ではA2Uに対応していないことを発表しました。

  • Dell Alienware 13 R3
  • Dell Alienware 15 R3
  • Dell Alienware 15 R4
  • Dell Alienware 17 R4
  • Dell Alienware 17 R5

これらdGPU搭載ノートPCにA2Uをインストールすると、バッテリーセーバーモードから復帰した際、ブラックスクリーンになる可能性があるためインストールできなくしているとのことです。そのため、無理にインストールせず、対応したものがWindowsUpdateに配信されてくるまで待つことを推奨しています。

既に対象環境でA2Uを試した人にとっては、今更感の強い発表ですね。こういった重要な情報は後出しではなく、前もって出してもらいたいものです。

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Win10チューニング,レジストリ

ファイルのプロパティを見ると『アクセス日時』というのがあります。

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これは文字通り、そのファイルにアクセスした日時を示すものですが、SSDを使用している場合、アクセスしただけでむやみに更新されるとSSDの寿命を縮めることになるため、無効が望ましい設定となっています。

この設定はWindows7以降はデフォルトで無効になっているので、基本的にはノータッチで問題ありません。

    後述しますが、SSDにWin10A2Uをインストールした人は要注意です。A2Uではデフォルトで有効になっている場合があり、アクセス日時の更新が行われてSSDが無駄に消耗されているかもしれません。ちょっと長いですが、最後までご覧いただければと思います。理屈抜きでサクッと対策をしたい場合はコマンドプロンプト(管理者)を起動して『fsutil behavior set disablelastaccess 1』と入力してください。これで無駄に消耗されることはありません。

逆に有効にしたい場合は、レジストリエディタを開いて、

『HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\FileSystem』の『NtfsDisableLastAccessUpdate』の値を変更することで無効/有効が切り替えられます。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\FileSystem
NtfsDisableLastAccessUpdate


0 → 有効 / アクセス日時を更新する
1 → 無効 / アクセス日時を更新しない (デフォルト値)

Windows10 v1709 Fall Creators Updateまではこの設定方法でした。

ここからが本題ですが、Windows10 v1803 April 2018 Update(以下、Win10A2U)ではこのレジストリ項目の値に変化がありました。

Win10チューニング,WindowsUpdate

Windows10 v1607 Creators Updateから画面のど真ん中に 「A」 や 「あ」 が表示されるようになりました。非常に目障りなこの表示は、IMEのプロパティを開いて、

『画面中央に表示する』のチェックを外せば表示されなくなります。

しかし、v1803 April 2018 Updateではこの設定をしていてもUACが表示されるソフトの起動時に、画面中央に 「A」 と表示される場合があります。

この目障りな表示を消す方法はいくつかあります。

Win10チューニング,WindowsUpdate

富士通はWindows10 v1803 April 2018 Updateを適用する際の注意事項を公開しました。FMVシリーズに適用する前に無線LANとBluetoothドライバの更新をするよう呼びかけています。

他にも各種注意事項が掲載されているため、FMVユーザーの方は目を通しておいた方が良いでしょう。詳細は下記のリンク先へどうぞ。

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Win10チューニング,WindowsUpdate

u

キヤノンITソリューションズはアンチウイルスソフトESETシリーズのWindow10 v1803 April Updateの対応状況を告知しました。2018年5月1日時点ではまだ未対応で、5月中に対応予定とのことです。

対応状況などの最新情報は下記リンク先にて随時更新が予定されています。ESETシリーズをお使いの方はチェックしておいた方が良いでしょう。

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Win10チューニング,WindowsUpdate

Windows10 v1803 April 2018 Updateでホームグループが削除されました。しかし、引き続きネットワークプリンターやファイルの共有はできるとのことです。

ホームグループをお使いの方は、April 2018 Updateの適用前に上記Microsoftの案内に目を通しておいた方が良さそうです。

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Win10チューニング,WindowsUpdate

これまで、Windows10に大型アップデートを適用すると各種設定が初期化されてきました。

2018年5月1日に公開された『April 2018 Update』ではこの問題は解決しているでしょうか。答えはNoです。自分の環境で軽く調べたところ、下記の初期化を確認しました。

  • 一部のレジストリが初期化されている。レジストリに追加した『NtfsDisableLfsUpgrade』が消されているのを確認。
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  • 削除や無効化したタスクスケジューラの中身が再び初期設定の有効になっている。『Application Experience』、『Customer Experience Improvement Program』、『Diagnosis』、『Autochk』などの有効化を確認。
  • 設定 → プライバシー → 連絡先 → アプリが連絡先にアクセスできるようにする(FCUでは『アプリが連絡先にアクセスすることを許可する』)をオフにしていたのが初期設定のオンになっている。
  • 無効化したサービスが再び初期設定の有効になっている。『Workstation』、『Windows Search』などの有効化を確認。

Windows10が発売されてもうすぐ3年ですが、未だにこの初期化問題は改善されていません。これからアップデートをされる方で、初期化されたら困る変更箇所は、元に戻せるよう必ずメモしておきましょう。

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Win10チューニング,WindowsUpdate

MicrosoftはWindows10 April 2018 Updateの提供を開始しました。MicrosoftによるとWindowsUpdateを手動で確認するとApril 2018 Updateが降ってきて、自動での適用は2018年5月8日に展開を開始するとのことです。

また、ISOも公開されています。試してみたい方は下記の直リンクからどうぞ。

Windows10 64bit
https://software-download.microsoft.com/pr/Win10_1803_Japanese_x64.iso?t=fc6c190a-532c-4a2a-9a0f-2e54c883e416&e=1525223658&h=2831cd4db1e67499b949d28a7eb13195

Windows10 32bit
https://software-download.microsoft.com/pr/Win10_1803_Japanese_x32.iso?t=fc6c190a-532c-4a2a-9a0f-2e54c883e416&e=1525223658&h=9d4558908f43361ad247d087a06cb4c3

この直リンクは2018年5月2日AM10:00まで有効です。

それ以降はMS公式ページからどうぞ。Windowsからアクセスすると直接ISOのダウンロードはできず、Media Creation Toolのダウンロードを案内されますが、ブラウザのユーザーエージェントをMAC等にすれば直接ISOのダウンロードができます。

    MACのユーザーエージェント
    Mozilla/5.0 (Macintosh; Intel Mac OS X 10_12_6) AppleWebKit/604.1.38 (KHTML. like Gecko) Version/11.0 Safari/604.1.38

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Win10チューニング,WindowsUpdate


(Source:Microsoft)

MicrosoftはWindows10用大型アップデート『April 2018 Update』を発表しました。このアップデートは2018年4月30日(米国時間。日本時間だとおそらく5月1日)から 「無料ダウンロードによる提供を開始する」 と伝えています。

ここで言う 「無料ダウンロードによる提供」 とは、手動でISOが落とせるという意味なのか、それともWindowsUpdateに配信されるという意味なのかは不明です。前者であるならWindowsUpdateへの配信はいつになるのか気になるところですが、詳細は言及されていません。

以下、大型アップデート時の注意点になります。

大型アップデートの初公開時には過去例外なく何かしらの不具合が付いて回っています。不具合に悩まされたくない場合は、すぐに適用せずに遅らせることを推奨します。

また、これまで、Windows10に大型アップデートを適用すると各種設定が初期化されてきました。

おそらく今回も何かしらの設定が初期化されるものと思われます。

Microsoftがこの問題を解決しないかぎり、年2回の大型アップデートが予定されているWindows10は約半年毎に再設定が必要になってきます。初期化されたら困る変更箇所は、元に戻せるよう必ずメモしておきましょう。