【ウイルス】 COMODOの「GeekBuddy」に脆弱性(解決済)
ザックリ意訳
COMODOソフトウェアには、ハッカーのための理想的なリモートデスクトップツールが含まれていたとGoogle社員のOrmandy氏は発表しました。
COMODOアンチウイルス、COMODOファイヤーウォール、COMODOインターネットセキュリティをインストールする際、COMODOのスタッフがユーザのPC上でリモートサポートを行うために使用される「GeekBuddy」と呼ばれるプログラムも、デフォルト設定のままではインストールされます。
このプログラムによりバックグラウンドでVNCサーバが実行され、接続待機状態になります。接続に必要なパスワードは[Disk Caption] [Disk Signature] [Disk Serial Number] [Disk Total Tracks]で構成されたSHA1暗号化ハッシュの最初の8文字が利用されています。Disk情報は権限の無いアカウントからでも容易に得ることが出来ます。これにより、いくつかのプラットフォームで権限の昇格や、リモート経由で悪用することが可能となります。
これらの脆弱性は2016/02/10に自動更新されたGeekBuddy Ver 4.25.380415.167で解決されたとCOMODOは語っております。
ソース
The Register
Comodo's 'security' kit installed a lame VNC server on PCs on the sly
threat post
Exposed VNC Server Discovered in Comodo Gear
GeekBuddyについて調べてみたら
(ソース:http://freesoft-100.com/security/comodo-internet-security.html)
インストール時にチェックを外せるようです。大多数の人が不要だと思うので、これからCOMODOを試してみようと思っている人はチェックを外しておいた方が良さそうですね。
既にCOMODOユーザでインストール済みの人は、使わないようならアンインストールしておいても良いかと思われます。
個人的意見ですが、VNC鯖を実行して接続待機状態にされていること自体、あまり気分の良いものではありませんね。