Micron CEO、2028年にはメモリの供給が徐々に改善と予想。逆に言うなら少なくともそれまでは厳しい状況継続か

Micronは、メモリの供給状況についての見解を述べました。
Micron CEOであるサンジェイ・メロートラ氏は2026年3~5月期決算報告にて以下のように述べています。
AIの普及により、メモリ業界は構造的な変革を遂げています。世界経済のあらゆる分野で、今後、解き放たれるであろう大きなイノベーションと生産性の向上は、まだ始まったばかりです。 データセンター主導の成長に加え、スマートフォン、ハイエンドPC、新しいコンシューマー向けデバイス、さらに自動車、産業機器、ロボット工学におけるAI活用が進み、今後ますます成長が補完されていくでしょう。 ロボット工学やヒューマノイド、そして完全な自動運転車によってもたらされるエキサイティングな可能性は、メモリとストレージに対する堅調で長期的な需要を予感させます。 供給面に関しては、私たちの顧客もメモリおよびストレージの供給不足が改善するまでには相当な時間を要することを認識しています。 2028年には業界全体の供給状況が徐々に改善すると予想されるものの、増加し続ける需要に対してメモリの供給がいつ追いつくのか、現時点では見通しが立っていません。 メモリ業界の供給拡大は大規模な新規のファブ(製造工場)に依存しています。こうしたプロジェクトは複雑で時間を要します。 ― Micron CEO, Sanjay Mehrotra |
サンジェイ・メロートラ氏は2028年頃にはメモリの供給状況が改善していくと予想しています。逆に言うなら少なくともそれまでは厳しい供給状況が続くことを示唆しています。
また、供給が需要に追いつく見通しも立っていないと述べており、供給状況が改善したとしても、あくまでも「改善」に留まり、品薄が継続する可能性も示唆しています。
Micronはアイダホ州に新しいファブを建設しており、2027年半ばには稼動を予定しています。ただ、顧客の受け入れや製造装置の準備など、すべてが整ってフル稼働するまでには時間を要するため、意味のある生産量に達するのは2028年まで見込めないとされています。
現状を鑑みると、まだまだ当分の間は、メモリ製品(DRAMチップ、DDR5メモリモジュール、NANDチップ、SSDストレージやSDカードなど)およびそれらを搭載した製品の価格が安くなることはなさそうです。

























