中国Montage Technology、最大144コアのx86サーバーCPU『第6世代Jintide』を発表。しかし、中身は

CPU

第6世代Jintide

中国Montage Technologyは、最大144コアのサーバー向けx86 CPU、第6世代Jintideを発表しました。しかし、このCPU、自社開発製品ではありません。

第6世代Jintideと、IntelのXeon 6との比較写真をご覧ください。左が第6世代Jintide、右がIntel Xeon 6です。

左: 第6世代Jintide / 右: Intel Xeon 6
第6世代JintideとIntel Xeon 6

見た目が完全に一致しています。

そしてスペックの比較がこちら。

 コアベース
(GHz)
L3
(MB)
TDP
(W)
Jintide M88JTMC6766E1441.9108250
Intel Xeon 6766E1441.9108250
Jintide M88JTMC6756E1281.896225
Intel Xeon 6756E1281.896225
Jintide M88JTMC6746E1122.096250
Intel Xeon 6746E1122.096250
Jintide M88JTMC6740E962.496250
Intel Xeon 6740E962.496250
Jintide M88JTMC6710E642.496205
Intel Xeon 6710E642.496205

スペックも数字のネーミングも完全に一致しています。つまり、第6世代Jintideは、Xeon 6のラベルを張り替えただけリバッジ品です。

Montage TechnologyのWebページでは、「第6世代Jintide C6Eは、Intel Xeon 6 (コードネーム: Sierra Forest)をベースにした中国本土市場向けのx86サーバープロセッサーです」と紹介されていることから、おそらくはIntelから許可を得てラベルの張り替えを行っているのでしょう。(さすがに無許可でやっているということはないはずです)

なお、Montage Technologyは、過去にも第5世代Jintideや第4世代JintideなどをXeonのリバッジ品として発売しています。

Posted by にっち