Arrow Lake Refreshのゲーム性能がリーク!前世代からどれくらい向上するのか。第14世代には勝てそうなもののRyzen 7 9800X3Dと比較すると
Arrow Lake Refreshのゲーム性能がリークされました。YouTubeチャンネルのMoore’s Law is Deadが報じました。
ご存知の通り、2025年後半にArrow Lake Refreshと呼ばれるIntelデスクトップCPUが登場する予定だ。このArrow Lake Refreshに関して新たな情報を入手したので紹介したい。 Arrow Lake RefreshではリングバスとDie to Dieのクロックがかなり引き上げられる。これによりArrow Lakeで発生している多くのボトルネックが緩和されることが見込まれている。 そして、正確な数字はまだわからないが、通常の動作クロックも向上する。私の推測ではIntelは最大6GHzを目指していると思うが、あくまでこれは推測だ。 リングバスクロックの向上、Die to Dieクロックの向上、動作クロックの向上、これらの向上により、ゲーム性能は7~10%の向上が見込まれるとされている。 ただし、Zen 5 X3D (つまりRyzen 7 9800X3DやRyzen 9 9950X3D)にゲーム性能で勝つことは期待できない。 もう1つ興味深い話がある。消費電力を大幅に増加させる予定はないそうだ。Intelのことだから土壇場で300Wとかにしてもおかしくなさそうだが、私が聞いた話では今のところそういったことをするつもりはないという。(※筆者注: 参考までに、Core Ultra 9 285Kは最大250W(MTP)) ― Moore’s Law is Dead |
Moore’s Law is DeadによるとArrow Lake Refreshは、Arrow Lakeと比較してゲーム性能が7~10%向上することが見込まれているとのこと。
では、Core Ultra 9 285Kが10%向上するとどれくらいの性能になるでしょうか。まずは以下のゲーム16タイトルの平均fpsをご覧ください。
ゲーム16タイトルの平均fps
[Source: TPU]
Core Ultra 9 285Kは166.4 fpsというベンチマーク結果となっています。ここに単純計算で+10%すると、Arrow Lake Refresh最上位モデルのゲーム性能は約183 fpsとなります。
Arrow Lake Refresh最上位モデルは、Core i9-14900K (176.8 fps)よりも高いゲーム性能を期待できますが、Moore’s Law is Deadの言うようにRyzen 7 9800X3D (204.3 fps)やRyzen 9 9950X3D (194.9 fps)に勝つことはできないでしょう。なんとか、Zen 4世代のRyzen 9 7950X3D (184.7 fps)と競合するかどうかといったところでしょうか。
もちろんこれは単純計算のため、実際にどうなるかは蓋を開けてみないことにはわかりません。また、Moore’s Law is Deadの情報はあくまでリーク情報であることもご留意ください。今後変更となったり、情報に齟齬が生じる可能性があります。