Win10チューニング,WindowsUpdate

Microsoftは、Windows10 v1709 Fall Creators Update 32bit専用のセキュリティアップデート、KB4073291をMicrosoft Updateカタログで公開しました。

Microsoftによると、この更新プログラムはMeltdown (CVE 2017-5754)の対策パッチとしており、できるだけ早くインストールすることを推奨しています。 (これまでの32bitパッチにはMeltdownへの対策が含まれていない模様) しかし、そう言う割には、なぜかWindowsUpdateには配信していません。

早くインストールを推奨しておいてWindowsUpdateに配信しないということは、なにかしら配信できない理由があることが考えられます(検証が十分に済んでいないなど)。そのため、すぐに適用するかどうかは慎重にご判断ください。この更新プログラムが本当に重要なものであれば、いずれカタログ専用は撤回されて、WindowsUpdateに降ってくるものと思われます。

なお、この更新プログラムは一部の古いAMD CPU環境でOSが起動できなくなる問題も修正されているとのことです。

また、この更新プログラムには下記の既知の不具合があります。

    [既知の不具合]

  • KB4054517(おそらくKB4054517以降という意味)のアップデートが成功しているにも関わらず、0x80070643エラーが表示される場合があります。Microsoftによると、再度、WindowsUpdateを実行して、KB4054517が降って来なければちゃんと成功しているとのことです。
  • CoInitializeSecurityを呼び出す場合、特定の条件下でRPC_C_IMP_LEVEL_NONEを渡すと呼び出しが失敗します。
  • 一部のアンチウイルスソフトと競合する場合があります。最悪、BSoDの危険性があるため、アンチウイルスソフトがこの更新プログラムに対応しているか必ずご確認ください。

関連記事
【CPU】 CPUの脆弱性対策を一時的に無効にして、パッチ適用前のパフォーマンスを得る方法

Win10チューニング,WindowsUpdate

Microsoftは一部の古いAMD CPU環境でOSが起動できなくなる問題に対処したWindows10用更新プログラムをMicrosoft Updateカタログで公開しました。

これらはWindowsUpdateには降ってきませんので必要な方は手動でダウンロード・適用してください。

Windows10の更新プログラムは累積されるため、これらには2018年1月度の修正等(CPUの脆弱性対策など)も含まれています。言い換えるなら、不具合も含まれています。1月度は多数の不具合が出ているため、すぐに適用するかどうかは慎重にご判断ください。1月度の不具合については下記の記事をご覧くださいませ。

Win10チューニング,WindowsUpdate

MicrosoftはWindows10にCPUの脆弱性を修正する更新プログラムの配信を開始しました。WindowsUpdateに以下の更新プログラムが降ってきます。

KB4056890 v1607 Anniversary Update用
KB4056891 v1703 Creators Update用
KB4056892 v1709 Fall Creators Update用

ただし、多数の不具合が出ているため、すぐに適用するかどうかは慎重にご判断ください。

自動更新をやめて手動更新にする方法は下記の記事をご覧くださいませ。
【Win10】 Windows10 Proの自動更新を無効にして手動更新にする方法 ~更新プログラムの有無だけ自動確認編~
【Win10】 Windows10 Proの自動更新を無効にして手動更新にする方法
【Win10】 Windows10向けサードパーティ製高機能WindowsUpdateクライアント『Windows Update MiniTool』の使い方

以下、不具合内容になります。

Win10チューニング,WindowsUpdate

2017年12月13日に、WindowsUpdateに配信されたWindows10 v1709 Fall Creators Update用パッチKB4054517適用に失敗するとの報告が結構出ています。

失敗する原因は判明していませんが、失敗した際の解決策がMicrosoftから案内されました。

この問題について、以下の対処法で解決したという情報が見つかりました。
よろしければ、試してみてください。

(1)Windows Update のサービスを一時的に停止し、Windows Update の情報をクリアにする
タスク バーの検索欄に コマンドプロンプト と入力し、表示された [コマンドプロンプト] を右クリックし、[管理者として実行] をクリックします。
以下のコマンドを入力し、Enter キーを押します。 Windows Update のサービスが停止します。

net stop wuauserv

以下のコマンドを入力し、Enter キーを押します。更新プログラムの履歴がクリアされます。

ren %systemroot%\SoftwareDistribution SoftwareDistribution.old

(2)更新プログラムを手動でインストールする
以下のページを参考に KB4054517 を検索し、手動でインストールします。
Windows 10 で Microsoft Update カタログから更新プログラムを手動でインストールする方法

(KB4054517ファイル直リンク:64bit / 32bit)

検索結果から、お使いの環境に合わせて、以下のどちらかを選択しインストールしてください。
・2017-12 x64 ベース システム用 Windows 10 Version 1709 の累積更新プログラム (KB4054517)
・2017-12 x86 ベース システム用 Windows 10 Version 1709 の累積更新プログラム (KB4054517)

(3)Windows Update のサービスを再開する
タスク バーの検索欄に コマンドプロンプト と入力し、表示された [コマンドプロンプト] を右クリックし、[管理者として実行] をクリックします。
以下のコマンドを入力し、Enter キーを押します。 Windows Update のサービスが再開します。

net start wuauserv

この案内のあったMSフォーラムでは、実際にこの手順でKB4054517の適用に成功したとの報告が出ています。未だKB4054517が適用されず、お悩みの方は試してみてはいかがでしょうか。

備考
KB4054517のアップデートが成功しているにも関わらず、0x80070643エラーが表示される場合があります。Microsoftによると、再度、WindowsUpdateを実行して、KB4054517が降って来なければちゃんと成功しているとのことです。

Win10チューニング,雑記

前回のあらすじ。Windows7のプロダクトキーでWindows10のインストールができる。

じゃあ、

WindowsXPのプロダクトキーを入力するとどうなるのか。ふと気になったので試してみました。

結果は、

はい、無理でした。

冷静に考えてXPのプロダクトキーが通るなら、もっと騒ぎになっていますよね/(^o^)\

Win10チューニング,WindowsUpdate

Windows10 v1709 Fall Creators Update用更新プログラムKB4054022のインストール後に『このPCを初期状態に戻す』を行うと、WindowsUpdateで更新プログラムのインストールが99%で止まったり、CPUやストレージの使用率が上昇する不具合が発生しています。

この問題に遭遇しないようにするには『このPCを初期状態に戻す』を行わないか、既にやってしまった後の場合はMicrosoftから下記の対処方法が案内されています。

この回避策は『C:\temp』フォルダとx64版を例にしています。ご使用の環境に応じて変更してください。

まず、Microsoft UpdateカタログからKB4054022をダウンロードして『C:\temp』に保存します。
(KB4054522ファイル直リンク:64bit / 32bit)

次に管理者権限でコマンドプロンプトを立ち上げて、下記のコマンドを実行してください。

    mkdir c:\temp
    expand -f:* windows10.0-kb4054022-x64.msu c:\temp
    taskkill /f /im tiworker.exe
    taskkill /f /im trustedinstaller.exe
    dism /online /add-package /packagepath:c:\temp\Windows10.0-KB4054022-x64.cab
    del /f %windir%\logs\cbs\*.log

    (※最後の行の『del /f %windir%\logs\cbs\*.log』はオプションとして紹介されています。やってもやらなくても良い模様。やるとcbsフォルダのログファイルが削除されます)

(備考: KB4054022の不具合が、なぜかKB4054517のページで案内されています。KB4054022のページでは案内されていません。理由は不明です)

なお、Microsoftは今後のアップデートでこの問題を修正予定とのことです。現状、この問題に遭遇していなければ、わざわざ上記のコマンドを実行する必要はありません。

Win10チューニング,WindowsUpdate

Windows10でMicrosoft公式ツール『wushowhide.diagcab』を使って、WindowsUpdate前に来ている更新プログラムを確認し、適用するものを取捨選択する方法をご紹介。

なお、この方法はWindowsUpdateの設定が手動になっていることが前提です。

まず、下記直リンクからwushowhide.diagcabをダウンロードします。

ダウンロードしたら、wushowhide.diagcabを起動して、

Win10チューニング,WindowsUpdate

Windows10 v1703 Creators Update(以下、v1703CU) / v1709 Fall Creators Update(以下、v1709FCU)環境で古いRADEON(HD 2000 / 3000 / 4000シリーズ等)を使用すると、『Microsoft 基本ディスプレイ アダプター』としか認識されず、高解像度が選択できなくなってしまうなどの不具合を修正したKB4057291が公開されました。

このパッチを適用するとGPUが正常に認識されて、高解像度の選択とマルチモニタの使用ができるようになります。

このパッチは対象GPUを使用していればWindowsUpdateに降ってきます。対象GPUをお使いでなければ入れる必要はありません。手動で適用したい場合はMicrosoft Updateカタログからどうぞ。v1703CUとv1709FCU用の64bit版が公開されています。

備考

MSカタログには複数のファイルがありますが、Microsoftによると『.msu』形式のファイルだけダウンロードして実行すれば大丈夫とのことです。

Win10チューニング,Windows

Windows10のスタートメニューに表示される邪魔な『おすすめ』を非表示にする方法をご紹介。まず、

Win10チューニング,WindowsUpdate

Windows Update MiniTool

Windows10ユーザを支援するために作られたサードパーティ製WindowsUpdateクライアント『Windows Update MiniTool』の使い方を軽くご紹介。このソフトでお手軽に適用する更新プログラムの取捨選択ができるようになります。

まず↓からファイルをダウンロード&解凍します。

本体
https://drive.google.com/file/d/0BwJH2CazcjsINFZFc1pVdk9mNHM/view
日本語化
https://drive.google.com/file/d/0BwJH2CazcjsIeVdSV0JJTWFJNnc/view

解凍したファイル全てを同じフォルダに入れるだけで日本語化されます。64bit版は『wumt_x64.exe』を、32bit版は『wumt_x86.exe』を起動してください。

あとは、

Win10チューニング,WindowsUpdate

Windows10のWindowsUpdateは日本時間で毎月第2水曜日と、第3または第4水曜日(※)にアップデートが配信されており、第2水曜日はセキュリティ修正を含む更新プログラム、第3または第4水曜日は不具合などの機能修正のみの更新プログラムがリリースされています。
(※正確には米国時間で第2火曜日と第4火曜日。月の初め、1日が水曜の場合は、1週ズレます)

しかし、Microsoftによると、WindowsUpdateのページにある『詳細オプション』から『半期チャネル (旧名:Current Branch for Business (CBB))』に設定されている場合、

(a) Windows Update for Business では公開されません
(b) 明示的にWindows Update で利用可能な更新を検索したユーザーのみに公開されます

第3または第4水曜日の更新プログラムは自動検出されないとのことです。これはWindowsUpdateの保守的な運用を目的とした『半期チャネル』の仕様となります。

第3または第4水曜日の更新プログラムにセキュリティ関連は含まれておらず、何も問題がなければ翌月第2水曜日のセキュリティ修正を含む更新プログラムに含まれるため、スルーしておいてもセキュリティリスクはありません。

もし、急いで適用したい不具合の修正があった際などには、WindowsUpdateから手動で『更新プログラムのチェック』を行えば降ってくるとのことです。

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Win10チューニング,WindowsUpdate

2017年12月11日、MicrosoftはAMD GPUとWindows10の組み合わせで発生する不具合を発表しました。


質問
いくつかの AMD グラフィック カードでスリープ状態から復帰する際に、2 台目のモニターの表示に問題が発生する

AMD グラフィックカードと複数のモニタを備えた環境では、システムがスリープ状態から復帰するたびに、2 台目のモニタが黒い画面になったり、画面の点滅、ブルースクリーン エラーが発生することさえあります。

この問題は、Windows Update KB4038788 のインストール後に発生し始め、Fall Creators Update でも引き続き発生します。



マイクロソフトでは、Windows 10 ビルド 15063.608 以降の環境、Windows ディスプレイドライバーモデル (WDDM) 1.2 以前を使用している AMD グラフィック カードで複数のモニタへ接続すると、問題が発生することを認識しています。
(これには、Windows 10 Fall Creators Update を実行するデバイスが含まれます)
 
マイクロソフトは問題を解決する更新プログラムをリリースするよう努めています。
それまでは、2 番目のモニタのプラグを抜き、再度差し込むと問題が一時的に解決されますが、次にシステムがスリープから復帰したときに問題が再発する可能性があります。

この手の問題はGPUドライバを真っ先に疑ってしまいそうですが、どうやら犯人はMicrosoftの模様。心当たりのある方は、修正されるまではスリープの使用を控えるなどして、この問題に遭遇しないようお気をつけくださいませ。