CPU

THREADRIPPERの発売解禁と同時に、各所で一斉にレビューが公開されました。詳細は下記のレビューリンクへどうぞ!

<日本国内>
 4gamer
 Ryzen Threadripperレビュー前編
 PC Watch
 「Ryzen Threadripper 1950X」をテスト

<海外>
 PC Perspective
 The AMD Ryzen Threadripper 1950X and 1920X Review
 ANAND TECH
 The AMD Ryzen Threadripper 1950X and 1920X Review: CPUs on Steroids
 Guru3D
 AMD Ryzen Threadripper 1950X
 Kit Guru
 AMD Ryzen Threadripper 1950X (16C32T) & 1920X (12C24T) CPU Review

特に4gamerのUMAとNUMAとGameモードについては非常に重要な前知識になりますので是非ともご一読を。一言でまとめると、

 UMAモード: メモリの帯域幅は広いけどアクセスの遅延が大きい
 NUMAモード: メモリの帯域幅は狭いけどアクセスの遅延が少ない
 Gameモード: 使用するコア数を半分にするモード

といった具合になります。

詳細は上記を見ていただくとして、各所から分かりやすいグラフを引っ張ってきてサクッと見ていきましょう。まずはゲームベンチマークから。

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(Source:AMD Threadripper Thermal Paste Application Methods Tested)

海外メディアのGAMERS NEXUSで、THREADRIPPERには↑どういうグリスの塗り方が適しているのかという実験が行われました。結果、

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Redditユーザのcallingthewolf氏は1950X@4.0GHzと4.1GHzのCinebench R15スコアを公開しました。

[1950X@4.0GHz 3337cb]

[1950X@4.1GHz 3413cb]

スコアぱねぇ……。この個体だと4.0GHzは1.25Vで回りましたが、4.1GHzになると一気に1.4Vが必要になったそうです。冷却にはThermaltakeの

Water 3.0 Riing Editionを使用したとのことですが、温度については語られていません。どれくらいの温度だったのか非常に気になるところです。

もうすぐ各所で一斉にレビューが公開されるでしょうが、どれくらいのクロックで、どれくらいの温度で常用できるのでしょうね。

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(Source:AMD Confirms Linux Performance Marginality Problem... / AMD Confirms Ryzen Marginality Performance Issue ...)

RYZENのSEGV問題について少し進展がありました。AMDと直接のやり取りをしているMichael Larabels氏は、AMDに連絡を入れたところ、AMDもSEGV問題の再現を確認し、影響を受けた顧客と協力して解決にあたっているそうです。

また、この問題はTHREADRIPPERとEPYCでは発生せず、RYZEN固有の問題であることも判明しました。この問題の影響を受けるユーザの方は、AMDカスタマーケアに連絡してほしいとのことです。

 AMDカスタマーケア
 http://support.amd.com/en-us/contact/email-form(英語フォーム)
 http://support.amd.com/ja-jp/contact/email-form(日本語フォーム)

連絡した結果、どういう対応になるかはわかりませんが、お困りの方は一報入れてみては如何でしょうか。

< Update 1 >
この問題に大きな進展がありました。詳細は下記の記事へどうぞ。
【CPU】 RYZEN SEGV問題に大きな進展。しかし、根本的な解決方法はCPUの交換のみ

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(Source:Alienware Area-51 THREADRIPPER EDITION)

THREADRIPPER 1950Xの各種ベンチマークが公開されました。使用されているマシンはDELL Alienware Area-51で、検証に使われた構成は


になります。それではサクッと結果をどうぞ!

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ASRock X399 Taichi

Gigabyte X399 AORUS Gaming 7

各社のX399マザーボードのCPUサポートリストに『THREADRIPPER 1920』という未発表のCPUが掲載されました。1920Xと同じコア数で、クロックは若干低めな3.2GHzとなっています。

これは7月末に見つかったTHREADRIPPERのコードネームと

 YD1900A9U8SAE1900 8C16T
 YD190XA8U8SAE1900X 8C16T
 YD1920A9UC9AE1920 12C24T
 YD192XA8UC9AE1920X 12C24T
 YD1950A9UGAAE1950 16C32T
 YD195XA8UGAAE1950X 16C32T

一致します。1900Xも先日発表されましたし、1950無印と1900無印もそのうち登場するかもしれませんね。

CPU,マザーボード


(Source:AMD X399 Supports Bootable ... / AMD X399 Platform Lacks ...)

海外メディアのTom's Hardwareによると、X399マザーボードはNVMeのRAIDでのOSブートに対応していないようです。これは特定のマザーボードだけではなく、全てのマザーボードがそういう仕様とのこと。

AMDは 「いずれこの機能を有効にする」 と言ったそうですが、それがいつになるのかは定かではありません。なお、SATAのRAIDはOSブートが可能な模様。

このニュースを見た海外勢からは

「クソッ。X399のために購入したNVMeドライブ2台を使ってRAID 0にしようと思ったのに」

といった悲しみの書き込みも出ています。構成を考える際はお気をつけくださいませ。

2017/9/1追記
AMDがNVMe RAIDでのOSブートに対応を予告しました。詳細は下記の記事へどうぞ。
【マザボ】 AMD、X399でNVMe RAIDでのOSブートに対応を予告

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(Source:First Ryzen Threadripper review kit unboxing)

海外メディアのSweclockersはTHREADRIPPERの開封動画を公開しました。が、NDA終了前に誤って公開してしまったのかすぐに見られなくなりました。 (NDA終了でまた見られるようになりました。記事下部には他の動画とリンクも追記)

しかし、見られなくなる前にVideoCardzが保存したいくつかのスクリーンショットがまだ残っています。興味ございましたらサクッとどうぞ!

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NoctuaはTHREADRIPPER用空冷CPUクーラーを3種発表しました。

画像左の『NH-U9 TR4-SP3』は92mmファンを採用し、その小ささからPCIeスロットとの干渉は100%起こらず、4Uサイズのラックマウントにも対応しています。

画像真ん中の『NH-U12S TR4-SP3』は120mmファンを採用し、ほとんどのマザーボードのPCIeスロットと干渉は起こらず、高さ158mm、幅125mmと、一般的なタワーケースに対応しています。

画像右の『NH-U14S TR4-SP3』は140mmサイズのファンを搭載し、最高のパフォーマンスを売りにしています。

また、リテンションモジュールのSecuFirm2は、極力干渉を抑えるために

3~6mm、CPUクーラーをマザーボード上部にズラすことが可能となっています。

お値段は

 NH-U9 TR4-SP3 69.9ドル
 NH-U12S TR4-SP3 69.9ドル
 NH-U14S TR4-SP3 79.9ドル

となり、それぞれ2017年8月末に発売予定とのことです。

2017/8/23追記
『Noctua NH-U TR4-SP3』シリーズのベンチマーク記事を書きました。詳細はこちらへどうぞ。

Amazon

NH-U14S TR4-SP3 - 140mm

NH-U12S TR4-SP3 - 120mm

マザーボード


(Source:All X399 motherboard prices, courtesy of Newegg (with links))

海外ネットショップのNeweggにX399マザーボードの価格が掲載されました。それがこちら。

 ・ASUS ROG ZENITH EXTREME - $549.99
 ・GIGABYTE AORUS X399 AORUS Gaming 7 - $389.99 (国内価格: 税込57,000円前後)
 ・MSI X399 GAMING PRO CARBON - $379.99 (国内価格: 57,200円前後)
 ・ASRock X399 Taichi - $349.99

IntelのHEDTと概ね同じような価格帯になるようです。

< Update 1 >
GIGAとMSIの国内店頭予想価格が判明しましたので追記いたしました。

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(Source:Find a cooler for the AMD Ryzen Threadripper CPU)

AMDはTHREADRIPPERに対応しているCPUクーラーリストを公開しました。付属のブラケットは下記のCPUクーラーに対応しています。

 ・Arctic Liquid Freezer 120
 ・Arctic Liquid Freezer 240
 ・Arctic Liquid Freezer 360
 ・Corsair Hydro Series H115i
 ・Corsair Hydro Series H100i v2
 ・Corsair Hydro Series H105
 ・Corsair Hydro Series H80iv2
 ・Cryorig A80
 ・Cryorig A40 Ultimate
 ・Cryorig A40
 ・EVGA CLC 280
 ・Fractal Design Celsius S24
 ・Fractal Design Celsius S36
 ・NZXT Kraken X62
 ・NZXT Kraken X61
 ・NZXT Kraken X52
 ・Thermaltake Riing 3.0 RGB 360
 ・Thermaltake Riing 3.0 RGB 240
 ・Thermaltake Water 3.0 Ultimate
 ・Thermaltake Water 3.0 Extreme

また、下記のCPUクーラーは付属のブラケットなしで使用できますが、詳細はメーカーに問い合わせてくださいとのことです。

 ・Arctic Freezer 33
 ・Cooler Master Hyper 212 EVO
 ・TBA EKWB waterblock for DIY loops
 ・TBA EKWB CLC
 ・Enermax Liqtech TR4 360
 ・Enermax Liqtech TR4 240
 ・Noctua NH-U14S TR4-SP3 (air)
 ・Noctua NH-U12S TR4-SP3 (air)
 ・Noctua NH-U9 TR4-SP3 (air)