CPU

Intel Skylake

Intel第6世代Core 6000シリーズ(コードネーム: Skylake)のiGPUのサポートがいつのまにか終了していました。

CPU,マザーボード

100/200シリーズのマザーボードでCoffee Lakeが動作しないのは、Intelがマザーボードメーカーに互換性を保つことを許可しなかったことが原因だと発覚したのは記憶に新しいと思います。ご存知でない方は下記関連記事を時系列順に是非ともご一読ください。

関連記事
2017/10/19【CPU】ASUS、Z270でCoffee Lakeに対応可能とバラす。やっぱり対応可能なんじゃないか!

2017/12/03【マザボ/CPU】Z170でCoffee Lakeの動作を成功させた猛者が現れる。やっぱり動くじゃないか!!

2018/03/06【マザボ/CPU】100シリーズでCoffee Lakeを完全に動作させた猛者が現れる

2018/12/01【マザボ/CPU】Z170マザーボードでi9-9900Kが動作。5.5GHzでCinebench R15も通過

そんな中、中国のSUPoXはCoffee Lake対応のH110マザーボード『H311M-D4』を発表しました。

CPU,マザーボード

以前よりBIOSを魔改造すれば100/200シリーズでもCoffee Lakeが動作するという話は出ていましたが、Core i 9000シリーズも動作するようです。

Z170マザーボード + i9-9900K@5.5GHzという組み合わせでCinebench R15が通ったという報告が出てまいりました。そのスクリーンショットがこちら!

CPU,マザーボード


(Source:Intel)

Intelは同社のチップセットに、BIOS/UEFIファームウェアの内容を消去・改ざんしたりアップデートを妨害できる脆弱性が見つかったことを発表しました。Intelによると、この脆弱性はIntelの社内テストで見つかり、現在のところ悪用は確認されていないとのことです。

影響を受けるプラットフォームは下記になります。

    [ 影響を受けるプラットフォーム ]
    8th generation Intel Core Processors
    7th generation Intel Core Processors
    6th generation Intel Core Processors
    5th generation Intel Core Processors
    Intel Pentium and Celeron Processor N3520, N2920, and N28XX
    Intel Atom Processor x7-Z8XXX, x5-8XXX Processor Family
    Intel Pentium Processor J3710 and N37XX
    Intel Celeron Processor J3XXX
    Intel Atom x5-E8000 Processor
    Intel Pentium Processor J4205 and N4200
    Intel Celeron Processor J3455, J3355, N3350, and N3450
    Intel Atom Processor x7-E39XX Processor
    Intel Xeon Scalable Processors
    Intel Xeon Processor E3 v6 Family
    Intel Xeon Processor E3 v5 Family
    Intel Xeon Processor E7 v4 Family
    Intel Xeon Processor E7 v3 Family
    Intel Xeon Processor E7 v2 Family
    Intel Xeon Phi Processor x200
    Intel Xeon Processor D Family
    Intel Atom Processor C Series

この脆弱性を緩和する修正プログラムは既に完成しており、現在、HPLenovoがこの脆弱性に対応したファームウェアアップデートを公開しています。

CPU,ウイルス


(Source:The Verge)

2018年4月16日、IntelはiGPUを使用したメインメモリ内のウイルススキャン機能『Accelerated Memory Scanning』を発表しました。

IntelによるとCPUを使用してメインメモリをスキャンした場合、20%のCPU負荷が生じていたものが、Accelerated Memory Scanningを使用することでCPU負荷は2%にまで抑えられたとのことです。

対象となるCPUはiGPUを持ったSkylake以降で、現在のところWindows10と『Windows Defender Advanced Threat Protection』が対応予定となっています。今後、他のアンチウイルスソフトでの対応も期待されます。

CPU,マザーボード

前回のあらすじ。中国語圏でZ170マザーボードでCoffee Lake i3-8350Kの動作に成功させた猛者が現れる。

しかし、このときはPCIeの1スロット目が使用できなかったり、iGPUも認識しなかったりと完全ではありませんでした。

英語圏のフォーラムにて、これらの問題を打開し、100シリーズでCoffee Lakeを完全に動作させることに成功させた猛者が現れました!


(Source:PassMark 1 / 2)

PassMarkのデータベースにしっかりと100シリーズでCoffee Lakeが動作しているリザルトが登録されています。iGPUもバッチリ認識されていますね!

挑戦を考えている人は上記のガイド/パッチページをご覧くださいませ。100/200シリーズでCoffee Lakeを認識させるための魔改造手順が事細かに掲載されています。ただし、難易度はかなり高めです。また、注意点として、 「成功を保証するものではない」 と掲載されているため、挑戦の際は失敗しても泣かない覚悟の上でどうぞ!

2018/12/1追記
Core i 9000シリーズも動作するようです! 詳細は下記の記事をご覧くださいませ。

CPU,マザーボード

中国語圏で、Z170マザーボードでCoffee Lake i3-8350Kの動作を成功させた猛者が現れました。



しっかりとWindowsを起動することもでき、オーバークロックをすることも可能だそうです。しかし、今のところ1スロット目のPCIeを使用することはできず、iGPUも認識しないとのこと。

どうやってZ170マザーボードで動作させたかというと、

CPU,マザーボード


(Source:Intel Management Engine Critical Firmware Update (Intel SA-00086))

Intelは『Intel Management Engine (ME)』、『Intel Server Platform Services (SPS)』、『Intel Trusted Execution Engine(TXE)』に脆弱性が見つかったことを発表し、ファームウェア(BIOS/UEFI)のアップデートを呼びかけています。これらの脆弱性を悪用されると、リモートでコードを実行されるなどの危険性があるとのこと。

影響を受ける製品は下記になります。

    ・6th / 7th / 8th Generation Intel Core Processor Family
    ・Intel Xeon Processor E3-1200 v5 & v6 Product Family
    ・Intel Xeon Processor Scalable Family
    ・Intel Xeon Processor W Family
    ・Intel Atom C3000 Processor Family
    ・Apollo Lake Intel Atom Processor E3900 series
    ・Apollo Lake Intel Pentium
    ・Celeron N and J series Processors

いくつかのメーカーはファームウェアのアップデート情報を公開しています。

上記以外のアップデート情報は各メーカーのサイトをご確認くださいませ。

また、自分の環境が影響を受けるか、確認するツールも公開されていますので、チェックしてみたい方は下記ページからツールのダウンロードをどうぞ。

CPU,マザーボード


(Source:Asus Interview ... / ASUS Confirms Z270 Platform ...)

<ザックリ意訳>
ASUS ROGマザーボードプロダクトマネージャのAndrew Wu氏はbit-techのインタビューでZ270とCoffee Lakeの互換性について語った。Andrew Wu氏いわく、 「ME(Management Engine)とBIOSのアップデートでZ270とCoffee Lakeに互換性を持たせることが可能だ。しかし、Intelがそれを許可しない」 とのこと。また、 「物理的な制限はなく、電力供給についても大した違いはない」 とも述べた。


上記内容がbit-techのインタビューで明らかになりました。Kaby LakeとCoffee Lakeでピンアサインは若干異なっており、Coffee Lakeは電圧ピンが増えていましたが、ASUSによるとそれは大した違いではなく、Z270でもMEとBIOSアップデートでCoffee Lakeに対応できるようです。

マザーボード屋がここまでキッパリと断言するなら間違いないでしょう……。これは酷い……。

2017/12/3追記
BIOSを改造してZ170でCoffee Lakeを動作させた猛者が現れました。詳細は下記の記事へどうぞ。

CPU,PCゲーム全般


(Source:Intel starts their "Game Without Compromise" bundle for older K-series i7 CPUs)

海外メディアのOC3Dによると、IntelはCPUに2つのゲームをバンドルする『Game Without Compromise』キャンペーンを開始するようです。対象となるCPUとゲームは下記になります。

  • 対象CPU
    i7-6700Kまたはi7-7700K
  • バンドルゲーム
    『Total War: Warhammer II』と『Assassins Creed: Origins』

残念ながらCoffee Lakeは対象にはなっていません。このバンドルキャンペーンは、旧製品の在庫処分のためのキャンペーンとなっています。また、このキャンペーンは一部の販売店でのみ行われるとのことで、日本国内でも展開があるのかは定かではありません。

米国ではi7-7700Kが未だに330ドル前後で売られており、i7-8700Kの希望カスタマー価格359~370ドルと大して価格差がありません。Intelはこのバンドルキャンペーンで在庫処分に繋げたいようですが、はたして上手くいくでしょうか。

CPU,マザーボード

GigabyteASUSASRockなどでSkylakeとKaby Lakeのハイパースレッディングの欠陥を修正したBIOSが公開されています。

ザッと見たかぎり、まだBIOSが公開されていないモデルもありますが、Skylake / Kaby Lakeをお使いの方は、一度マザーボードメーカーのページでBIOSが公開されていないか確認してみてはいかがでしょうか。

関連記事
【CPU】 Skylake(-X含む)とKaby Lakeのハイパースレッディングに欠陥が見つかる

CPU


(Source:[WARNING] Intel Skylake/Kaby Lake processors: broken hyper-threading)

<ザックリ意訳>
IntelのSkylakeとKaby Lakeのハイパースレッディングに欠陥が見つかりました。ハイパースレッディングが有効になっていると、特定のレジスタでショートループが発生し、システムやアプリケーションの誤作動、データの破損、データの消失などが発生する可能性があります。

対象となるプロセッサはデスクトップ、組み込み、モバイル、HEDTです。この欠陥は、debianやLinuxベースのシステムだけでなく、全てのOSに影響する可能性があります。

この問題は、ハイパースレッディングを無効にするか、マイクロコードのアップデートで修正することができます。

・Kaby Lake
この問題を修正するにはシステムベンダーのみが利用できるマイクロコードを適用したBIOS/UEFIのアップデートが必要です。現在、システムベンダーはテスト中か、運が良ければマイクロコードを適用したBIOS/UEFIが公開されているかもしれません。詳細はシステムベンダーにお問い合わせください。

修正が施されたBIOS/UEFIをインストールするまでハイパースレッディングを有効にしないことを強くお勧めします。

・Skylake
SkylakeもKaby Lakeと同様です。しかし、Skylakeにはすぐにマイクロコードを適用する方法もあります。 (詳しくはソース元をお読みくださいませ)


上記内容が2017年6月25日付けでdebianのサイトで公開されました。HEDTと記載があるように、Intelが公開している資料によるとSkylake-Xもこの問題(SKZ7)を抱えています。

Skylakeに関してはLinux上ですぐにマイクロコードを適用する方法も用意されています。Linux noobの自分にはハッキリと状況が掴めないため、ソース元をお読みいただくのが確実ですが、 「たぶんこういうことだろう」 的なものでよろしければ続きをどうぞ。