Linux,PCゲーム全般

Vulkanの性能はどんなもんなのか、DirectXとの比較デモでもあれば落として試してみようと思ったものの見つからず。代わりにOpenGLとの比較デモ動画があったのでご紹介。

CPU負荷に注目してご覧くださいませ。 (大画面表示推奨)

OpenGLと比較するとフレームレートがかなり伸びており、片寄っていたCPU負荷が、見事に均一になっています。Vulkanの挙動はCPUボトルネックを減らすDirectX12に近い感じなのでしょうか。

逆に言えば、OpenGLを使った今のLinux用のゲームは、この動画みたいにCPUの使い方が片寄りやすいのかもしれませんね。もちろんゲームのプログラミングによるところはあるでしょうが。

プラットフォームを選ばないAPIなので、是非とも普及&最適化が進んで欲しいところです。

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PCゲーム全般


(ソース:SteamOS gaming performs significantly worse than Windows)

その元凶となっているグラフが↑こちら。SHADOW OF MORDORをG3220/RAM8GB/GTX660のUltra設定でやるとSteamOSはAvg14.6FPS、Windows10は34.5FPS。

これだけを見ると大変残念なOSに見えてしまいます。他のゲームや環境ではどうなのかと申しますと、下記の記事をご参照くださいませ。

【ゲーム】 Linux vs Windows のゲームパフォーマンス対決
【ゲーム】 SteamOSとLinuxの逆襲、Windows超えをする場面も

「面倒くせぇ!」という人向けに一言で説明しますと、多くのゲームタイトルでWindowsが勝っていますがSteamOS(Linux)が稀に勝つこともあります。

万人にLinuxをオススメ出来ませんが、特定のゲームをやりこんでいて、そのゲームがLinux有利で1FPSでも多く稼ぎたい、という人には選択肢に入ってくるかもしれません。

しかし、多くのゲームタイトルでWindows有利なのは間違いなく、2015年時点ではまだまだWindowsさんのド安定っぷりは揺るがないでしょう。

Linux,Linux奮闘記

大前提として管理人は超ド級のLinux NOOBにつきご容赦ください。スマートなやり方ではないかもしれません。言い訳おわり。使用しているディストリビューションはLubuntuで、他のディストリではこの方法で上手く行くかどうかはわかりません。

・メモリに余裕があるならSwapいらないんじゃね
メモリが少ない人はしない方が良いかもしれません。ということでSwapの無効化。

以下のファイルを開きます(ファイルマネージャをrootで起動)

/etc/sysctl.conf

以下の1行を追加して保存

vm.swappiness = 0

OS再起動後に無効化完了。

・Intel iGPUでのV-Syncの有効化
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2016/06/20追記と注意
Lubuntu16.04ではこの方法でV-Syncの有効化ができませんでした。Lubuntu14.04とXubuntu16.04はイケました。試す際はバージョンにお気をつけくださいませ。
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自分の環境ではGUI内にV-Syncの設定項目があるものの、グレーアウトして選択出来ません。同じようにグレーアウトしていて選択が出来ずテアリングが気になる人は、ちょいとテキストを作成・編集してV-Syncを有効にしましょう。対象はIntelのiGPUです。GeForceやRADEONなら、さすがにドライバのコントロールパネル内に設定項目があるはず。

テキストエディタを開いて以下の内容をコピペして「20-intel.conf」というファイル名(「」は除く)でデスクトップに保存

Section "Device"
   Identifier  "Intel Graphics"
   Driver      "intel"
   Option      "AccelMethod"  "sna"
Option         "TearFree" "true"
EndSection

ファイルマネージャをrootで起動して、保存した「20-intel.conf」を以下のフォルダ内にコピペ

/usr/share/X11/xorg.conf.d/

(コピペ完了後はデスクトップの「20-intel.conf」は消して構いません)

次に以下のファイルをファイルマネージャから開きます

/etc/default/grub

テキスト内の以下の部分を変更

GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="quiet splash"

GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="i915.i915_enable_rc6=1 i915.semaphores=1 pcie_aspm=force"

OS再起動後にV-Syncが有効になります。

OSを再起動しなくても適用させる方法があったと思うのですが、覚えておりません。前者はやってもやらなくても良いような気がするものの、メモリに余裕があるのにHDDがカリカリうるさかったり、無駄にSSD寿命を消費したくない人なら設定しておいて良いかも。後者はお好みで。動画をよく見る人なら設定しておいて良いかも。そんなメモ記事でした。

2016/01/03追記
V-Syncを有効化した状態で、他のPCやスマホからVNCでLinuxにアクセスすると、Linux側のモニタ出力が消えるという不具合(仕様?)に遭遇しました(VNC側は表示されます)。V-Syncを無効化することでこの不具合は回避出来ます。Linux側のモニタも表示させたい人はV-Syncを有効にしない方が良いかもしれません。

Linux,PCゲーム全般

ザックリ翻訳
SteamにはWindows用ゲームが6464タイトル、OS X用が2323タイトル、Linux用が1500タイトルあります。新しいゲームはどんどんLinux用に移植され、ほぼ毎日、Steam上で提供され続けています。今後もLinux用タイトルだけでなく、SteamOSが搭載されたマシンが出荷予定です。

(ソース:Steam Crosses 1,500 Games Natively Available For Linux)


当ブログでもちょこちょこLinux関連は取り上げていますが、Linuxの問題点を挙げていきましょう。

・Windows版よりも遅いリリース
Windows版が出て、ンヶ月後にLinux版が出る、という流れがどうしても不利。「早くやりたい」という人の方が多いと思います。管理人の場合、登場してからある程度パッチが出揃って、安定した頃くらいに触りだすことの方が多いのですが、こういうタイプは少数派でしょう。

・多くの場面でWindows版よりも悪いパフォーマンス
多くのゲームタイトルでWindowsさんド安定。Linux vs Windowsの対決は以下の記事をご参照くださいませ。
【ゲーム】 Linux vs Windows のゲームパフォーマンス対決
【ゲーム】 SteamOSとLinuxの逆襲、Windows超えをする場面も
特定のゲームでLinuxが勝つ場面も出てきていますが、多くの人はWindowsにしておいた方が無難でしょう。特定のゲームに入れ込んでいる人で、Linuxの方がパフォーマンスが高かった場合は、Linuxの導入も検討する人が出てくるかな、ってところでしょうか。

問題点は主にこの2点ではないでしょうか。逆に言えば、これらが逆転すればゲームをやる上でWindowsを使う理由も無く、Linuxを導入するメリットも出てきます。

最近のMSは「気に入らなければ他のOSを使ってどうぞ」といわんばかりの強気な姿勢を感じます。だからといって「はい、Linuxでゲームします」と言えるほど、今のLinuxにメリットがあるわけでもなく。結局のところ、気に入らない部分があっても渋々Windowsを使うしかなく悔しいびくんびくん。せいぜい出来ることは「気に入らない改悪(Update)」を如何に回避するかというゲーム。

つまり何が言いたいかと申しますと、Linuxがんばれ!まずはサクッとDirectX12超えのパフォーマンスアップをよろしくお願いします(無茶)

MSの方針は嫌いだけどWindowsのパフォーマンスは素晴らしい。Linuxの自由な方針は好きだけどパフォーマンスは今一歩。頭が痛い。

Linux,PCゲーム全般

ちょっと前にSteamOSの話題が少し出て以来、さっぱり話を聞かなくなりました。最近、SteamOSさんは元気にしているのでしょうか。知らない人のためにSteamOSについて説明しておきますと中身はLinuxです説明おわり。

軽く検索を掛けてみたらSteamOS vs Windowsなんていう対決動画があるじゃないですか。ということで対決動画と結果画像をどうぞ。 (画像はクリックで拡大)

Linux,PCゲーム全般


Linuxと言えば古いPCでもWindowsより軽快に動くOS、そんなイメージをお持ちの人もいるんじゃないでしょうか。実際にCeleron G1620+HDDでLubuntuを使っている身としては確かにOS操作は軽く、OSが重いと感じることはありません。だからといって同環境でWin7を使っても、立ち上がりこそ時間は掛かるものの、立ち上がってしまえばOSが重いと感じることは無いのですが。

そこで気になってくるのがLinuxとWindows、ゲームパフォーマンスはどちらが上か。LinuxにはWineというWindows APIをLinux上で動かすツール(エミュレータではない)があり、それを通せばWindows用のソフトもそこそこのパフォーマンスで動かすことも出来ますが、動かないモノもあったりバグったりと何でもかんでも100%動くわけではないので、ネイティブでLinuxに対応しているゲームでの比較を見てみましょう。左がLinux、右がWindowsになります。

Ubuntu14.04 vs Windows8 CSGO

Ubuntu15.04 vs Windows8.1 Cities Skylines

Ubuntu15.04 vs Windows 8.1 Bioshock Infinite

Windowsさん圧勝ですわ…

「わざとWindows有利な動画選んでんだろ」「お前Microsoft社員だろ」「社員乙」なんて言わないでください。これらの動画をUPしているUP主さんの他の対決動画を見てもWindowsが勝っていました。もちろんゲームによっては勝敗が逆転するゲームもあるのでしょうが、今回ざっと見た限りでは見つけることは出来ませんでした。

ネトゲで少しでも有利に進めるために1FPSでも稼ぎたい、もしかしたらLinuxで動かしたら軽いのではないか、そう思って調べていたのですが悲しい結果となりました。

がんばれLinux!

9/14追記
Linuxが勝つ結果も出てきました。

Linux


手持ちのPCに出せる最高のパフォーマンスでゲームをやりたい。そう思うときありませんか。

例えばそこそこ重いゲームでClan戦やらガチバトルをするとき。画質なんて二の次、低~中設定で視認性とフレームレートが全て。こういう設定のときはCPUがボトルネックになってくることが多々あります。

そういうとき、管理人は常駐ソフトに1%でもCPUリソースを割かれたくありません。しかし、TeamSpeakやらコミュニケーションツールに関してはどうしようもなく、でも、そのCPUリソースも減らしたい。そういうときはゲーム以外のことはサブPCでやりましょう。

第一部 ~完~