CPU


(Source:Intel)

Intelは同社本社で行ったData-Centric Innovation Summitにて、サーバー向けXeonのロードマップを発表しました。2018年は14nmのCascade Lake、2019年は14nmのCooper Lake、2020年は10nmのIce Lakeの出荷を予定しており、Cooper LakeとIce Lakeのプラットフォームには互換性があるとのことです。

また、PC Watchの報道によれば、

    シャノイ氏は「サーバー向けIce Lakeは、2019年末に予定されているクライアント向けとときを置かずリリースされる予定だ。従来はクライアント向けの後1年以上かかっていたが、そういうことはないと思う」と述べた。

    (Source:PC Watch)

と、伝えられており、2019年末にはクライアント向けIce Lakeプロセッサの登場が予定されているとのことです。

CPU


(Source:CRN)

Intelの10nmクライアントプロセッサは2019年のホリデーシーズンまで登場しないようだ。IntelのChief engineering officer、Murthy Renduchintala氏によると、10nmクライアントプロセッサは2019年12月頃の登場を目処に進められているという。

上記内容が海外メディアのCRNにて報じられました。2018年6月末にも同様の内容がIntelから発表されており、そのときは早くて2019年後半から遅くて2019年末頃になりそうな話でしたが、残念ながら『遅くて』の方になってしまったようです。

CPU

2015年に登場したSkylake以降、コア数の増加やクロックの伸び代は上がっているもののIPCの向上は止まっており、2019年登場と言われている10nm世代のIce Lakeにて、数年ぶりにIPCの向上が期待されています。

そんな10nm世代の登場時期に関して、Intelから興味深い発言がありました。

    Intel: 今後12~18ヶ月の間は14nmプロセスを主力製品として提供し、その間は10nmプロセスのコストと歩留まりの最適化に努めます。

    (Source:Seeking Alpha)

この内容は2018年5月中旬に開催された第46回J.P. Morgan Annual Global Technology, Media, and Communications Conferenceにて、IntelのMurthy Renduchintala氏が発言しています。

12~18ヶ月間は10nm世代は主力製品として登場せず、10nmの主力製品は早くて2019年後半、遅くて2019年末から2020年になりそうです。

CPU

Intelは2018年第1四半期(1~3月)の決算報告10nm製品の遅れを発表しました。2017年10月末には 「2018年後半には多くの10nm製品が利用可能になる」 と伝えられていましたが、大量生産は2019年へと変更されました。遅れの原因については伝えられていません。

CPU


(Source:https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/ubiq/1099371.html)

 Intelは、12月中旬に同社のWebサイトを更新して、新しい謎の新コードネーム「Whiskey Lake」(ウィスキーレイク)を明らかにした。ただし、説明として「Client Notebook Platform Code Name」(クライアントノートブックPC向けプラットフォームのコードネーム)と書かれているだけで、それ以外の説明は一切されていない。

(中略)

OEMメーカー筋の情報によれば、このIce Lakeはすでに2018年のIntelのロードマップから消え、2019年以降に延期されたようだ。その穴を埋める製品として、Whiskey Lakeが14nmプロセスルールでの4番目のコードネームとして追加されたというわけだ。

上記内容がPC Watchで報じられました。Skylake、Kaby Lake、Coffee Lakeは全てSkylake系列のアーキテクチャが使用されており、IPCの向上はありませんでした。アーキテクチャにテコ入れが入るIce LakeでIPCの向上が期待されますが、今回のPC Watchのリークが本当であれば、登場までもうしばらく時間がかかるようです。

CPU


(Source:下代Core i7-9700K具備8核心、16線程)

<ザックリ意訳>
台湾のマザーボードメーカーによると、第9世代のIntel Coreプロセッサはi7が8C16T、i5が6C12T、i3が4C8Tになる。これらは2018年後半にCannon Lakeとして登場するという。


上記内容が中国語圏メディアのHKEPCにて報じられました。

Intelの8C16TメインストリームCPUについては以前から2018年後半に登場するという噂が出ていました。その8C16T CPUのアーキテクチャについては『Ice Lakeで出る説』と『Coffee Lakeで出る説』があり、情報が錯綜していますが、今回の報道で『Cannon Lakeで出る説』が浮上してより一層錯綜してまいりました/(^o^)\

はたして、8C16TメインストリームCPUはどのアーキテクチャで真っ先に登場するのでしょうか。

2018/10/09追記
Intelが正式に8C16TとなるCore i9-9900K、他を発表しました。詳細は下記の記事をご覧くださいませ。

CPU


(Source:TECH POWER UP / AIDA64)

海外メディアのTECH POWER UPによると、AIDA64の更新履歴に早くも第9世代のIntel CPUのネーミングが含まれていたとのことです。

今回、見つかった名前は、i5-9600K / i5-9600 / i5-9500 / i5-9400 / i3-9300 / i3-9100 / i3-9000などで、近年のシリーズと大差はありません。

これらのネーミングがどのアーキテクチャに採用されるのかはまだ定かではありません。

2018/10/09追記
Intelが正式に8C16TとなるCore i9-9900K、他を発表しました。詳細は下記の記事をご覧くださいませ。

CPU,マザーボード

かねてよりZ390と8C16TのメインストリームCPUが2018年後半に登場するというが出ていましたが、早くもZ390マザーボードがSandraのリザルトに上がってまいりました。


使用されているCPUは8C16Tではありませんが、マザーボード名はたしかに『SuperMicro C7Z390-PGW』と表記されています。まだ名前が浮上しただけでこれといった情報はありませんが、思った以上に早く出てきた印象を受けます。

CPU


(Source:TECH POWER UP / AnandTech)

IntelはCoffee Lakeから、全コアに掛かるターボクロックの公表を廃止しました。公開されるターボブーストのクロックは、1コアに掛かる最大クロックのみとなります。

理由は 「ターボクロックはシステム構成や作業負荷に依存するため」 としていますが、より詳細な説明はされていません。つまるところ、今後、1コアターボクロック以外は保証されなくなり、CPUの品質によっては全コアや2コア以上に掛かるターボクロックに差異が生じてくる可能性が懸念されます。

しかし、実際のところ、AnandTechの調査によると

Coffee Lakeでは前情報どおり上記のターボブースト結果を得たとのことです。

また、他のレビューや報告などを見ても 「この個体は6コアTB4.2GHzまでしか上がらない」 や 「うちの個体は6コア4.5GHzまでいった!」 といったような、CPUの個体差でターボクロックが変わったという報告は見かけないため、Coffee Lakeに関しては上記のリストで間違いなさそうです。
(Enhanced Multi-Core Performanceでの全コア4.7GHzブーストは除く。というかこちらはCPUの個体差ではなくマザボ制御でのお話)

Coffee Lakeではあまり考える必要もなさそうですが、Cannon LakeやIce Lakeでは最悪『TBおみくじ』なんてことになるのかもしれません/(^o^)\ はたして、Cannon LakeやIce Lakeでもターボブーストの仕様は個体差に影響なく保たれ続けるのでしょうか……。

CPU


(Source:Intel reschedules Cannon Lake launch to year-end 2018, say sources)

<ザックリ意訳>
情報筋によるとIntelはCannon Lakeのリリースを2018年末に変更しており、ノートブックベンダーなどに影響を与えている。IntelのロードマップによればCannon Lakeのローンチ後、早い段階でIce Lakeも利用可能になるという。


上記内容が台湾メディアのDigiTimesで報じられました。10nm世代となるCanonn Lakeの登場時期は二転三転していますが、かなり予定が遅れ気味のようです。

Ice Lakeについても言及されており、具体的な時期までは明らかになっていませんが、Cannon Lake登場からIce Lake登場まで、そう時間は掛からないようです。

2017/10/30追記
上記リーク情報に誤りがありました。Intelは2017年10月26日に 「10nm製品は2017年中に少量を出荷予定」 と明言しました。詳細は下記の記事へどうぞ。

【CPU】 Intel、2017年中に少量の10nm製品を出荷予定

ただ、最初は少量の出荷で、多くの10nm製品は2018年後半になるとも述べており、DigiTimesの内容は当たらずと雖も遠からずといった感じになっています。

CPU,マザーボード

海外のPCメーカーEUROCOMが、ノートPCフォーラムで興味深い発言をしました。


(Source:Eurocom Tornado F5/Eurocom Tornado F7 with 6-core Coffee lake cpus)

「我々は2018年後半にTomado F5(ノートPCの製品名)8C16T CPUをサポートするZ390チップセットにアップデートします。同時にTomado F7をローンチします。Z370チップセットはスキップします」

つまるところ、Intelは2018年後半に8C16TのメインストリームCPUを投入するようです。また、ドイツメディアのComputer Baseによると、このCPUはIce Lakeとして登場するとのことです。本当だとすれば10nm+、思った以上に早かった!

AMDに8C16TのメインストリームCPUをぶっこまれて遅れを取ったIntelですが、来年には同コア数での反撃が見られそうです。AMD側のZen2の動向も気になるところですね!

(余談ですが、PC Watchによると 「Z390はCannon Lake向け」 として伝えられていましたが、Z390はCannon LakeとIce Lakeに互換性があるのか、あるいはPC WatchかComputer Baseのいずれかが誤報か、詳細は不明です。なお、今のところCannon Lakeシリーズはモバイル向けのラインナップしか姿を現していません)

< Update 1 >
中国語圏のメディアBenchLifeは


(Source:Coffee Lake 多 2 個核心只是前菜,Intel 可能在醞釀 8 核心產品)

上記のリストを公開しました。このリストには

5. 150458169: [XTU] [CFL] Add support for CFL 8,2 core.
(IntelのOCツール『XTU』にCoffee Lakeの8コア / 2コアモデルのサポートを追加しました)

と掲載されています。この情報が正しければZ390の8C16TモデルはCoffee Lakeで登場することになります。

ただ、このリストの一次ソースがどこなのか、適当にキーワードを抽出してぐぐったりしてみても自分には見つけることができませんでした。現時点ではまだ公にされていないものなのか、このリストが本物かどうかはわかりませんが、いよいよ情報が錯綜してまいりました。

これで8C16TモデルはIce Lake説とCoffee Lake説の2つの説が浮上したことになります。

2018/3/21追記
Intel初の8C16TメインストリームCPUはCoffee Lakeの模様。詳細は下記の記事をご覧くださいませ。

CPU


(Source:Ice Lake Processor Family)

IntelはIce Lakeのティザーページを公開しました。そこには『驚きの性能と応答性』と題して、 「Ice Lakeプロセッサファミリは第8世代の後継製品です。 これらのプロセッサは10nm+プロセス技術を利用しています」 とだけ記載されており、これといった目新しい情報はありません。

せっかくなのでIntelさんの今後の予定を少し復習しておきましょう。


(Source:https://en.wikipedia.org/wiki/Template:Intel_processor_roadmap)

 Coffee Lake
 14nm++、Skylakeアーキテクチャを6コア化
 Cannon Lake
 Coffee Lakeを10nm化
 Ice Lake
 Skylake系列が終了、アーキテクチャにテコ入れ、10nm+
 Tigerlake
 10nm++

と、こんな感じになっています。あまり話題に出てこないCannon Lakeについては2017年6月にツイッターで 「軌道に乗っている」 と発言しています。