ARM共同創業者がNVIDIAによるARM買収に懸念を表明
ARMの共同創業者であるHermann Hauser氏はBBCのインタビューに応じ、NVIDIAによるARM買収の可能性について懸念を表明しました。
「ARMのビジネスモデルの基本的な前提条件は、誰にでも販売できるということだ。SoftBank GroupはARMの中立性を維持していた。ARMがNVIDIAの一部になった場合、ライセンシーのほとんどはNVIDIAと競合することになり、当然ながら競合他社はARMに代わるものを探すことになるだろう」
多くのARMクライアント(Apple、Qualcommなど)がNVIDIAと競合するため、Hermann Hauser氏は、買収が成立しても良い結果にはならないと考えています。
また、Hermann Hauser氏は、「SoftBank Groupが現金を必要としている今は大きな機会であり、英国政府の支援を得て、ARMを英国に戻すべきだ」と述べています。
ARMは2016年にSoftBank Groupにより320億ドルで買収されました。
2020/9/14追記
ARMの買収が正式に発表されました。詳細は以下の記事をご覧くださいませ。