東京品川病院、アビガン投与3日目にPCR陰性化の症例報告を公開

雑記

東京品川病院

東京品川病院は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)罹患者にアビガンの投与を行い、3日目にPCR検査で陰性化した症例報告を公開しました。

以下、症例報告の抜粋になります。全文はページ下部のリンクよりご確認ください。

ファビピラビル(アビガン®)投与により速やかな症状改善と
PCR陰転化を認めたCOVID-19肺炎

【症例】39 歳 男性 日本人
【主訴】発熱、倦怠感
【既往歴】なし

3月11日から発熱、倦怠感が出現した。近医で対症療法を行われるも改善なく、保健所に相談し当院受診を勧められ、3月19日に当院初診となった。3月21日にPCR陽性を確認しCOVID-19感染症と診断し、加療目的のため同日当科入院となった。

ファビピラビル(アビガン®)初回投与後の第2病日には解熱し倦怠感も消失した。その後も発熱は認めなかった。第4病日と第5病日にPCRを測定し2回陰性を確認。第6病日までファビピラビルを投与し(計6日間)、第7病日に自宅退院となった。

今回、ARDSへの進行が懸念される症例にファビピラビルを投与し、投与翌日には速やかな解熱と低酸素血症の改善を認め、投与3日目にはPCRの陰性化を認め、翌日も陰性であった。

これまでの当院で治療した呼吸不全を認めた2例では、ファビピラビル非投与で他の治療は本例と同様であるが、呼吸不全からPCR陰性化までの期間は27日と37日であり、本例は非常に速やかにPCRの陰性化を認めている。

中国でのファビピラビルの成績でもウイルス陰性化までの期間は対照群より有意に短縮しており、本例でのウイルスの早期陰性化にファビピラビルが寄与した可能性は高いと考えられる。急激に酸素化が低下したタイミングでファビピラビルを投与し、ウイルスを早期陰性化に導きARDSを回避出来る可能性があることは非常に重要であり、今後、さらに詳細なデータを蓄積する必要があると考えられた。更には、急速な感染拡大をみせている現況で、ファビピラビルが軽症~中等症の症例に対する重症化予防についても検討する必要があると考えられた。

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Posted by にっち