CPU,オーバークロック

前回のあらすじ。液体窒素先生でi3を4.67GHzにBCLK OC。

240mmラジの簡易水冷を使って、どれくらいまで現実的なBCLK OCが可能かという検証が海外で公開されました。

i3-6100 (デフォルト3.7GHz)
4.8GHzまで上げることが出来たものの安定せず。1.33Vの4.501GHzで安定。

i5-6400 (デフォルト2.7GHz)
4.7GHzまで上げることが出来たもののBSoD。1.38V(SSの表示はおかしい模様)の4.493GHzで安定。

思った以上に回った模様。

これらの結果は起動だけの一発芸ではなく


(画像クリックで拡大)

ゲームの稼動も文字通りに「安定」していたようです。

ただ、いくつかのデメリットもあります。

・iGPUが上手く動かない
・ターボブーストが機能しない
・C-Stateが上手く動作しない
・いくつかのベンチマークでAVX命令は性能低下
・HWiNFOを除きほとんどのモニタリングソフトで温度が取得出来ない

といった問題点があり、デメリットはあるものの無茶をしなければ常用も出来そうで、これは中々遊べそうですね。

2016/02/06追記
Intelの圧力で最新BIOSではK無しOCが出来なくなった模様。

ソース
PCLab.pl
Podkręcanie zablokowanych procesorów Skylake na płytach Z170

CPU,ハードウェア全般



(画像クリックで拡大)

↑お値段6.99ユーロ、安い。殻割後、むき出し運用される方には良さそうですね。ダイだけでなくPCBの熱もクーラーに伝わりそうで冷却面もGood。あとはたわみ防止にもなりますね。

こちらのお品ですが、下記のサイトで既に販売されております。


http://shop.aquacomputer.de/product_info.php?products_id=3378

日本への発送が可能かどうかはわかりません…

歴史は繰り返す…

ソース
Aqua Computer
Spacer für Skylake CPUs

CPU


(ソース:http://scythe.co.jp/etc/support-mugen4.html)

当初、日本国内では「対応しない」という対応をしていたScytheですが、日本でも対応が開始されました。

Scythe EUの当初の発表ではグランド鎌クロス等も対象でしたが、後日、記事が更新されて、問題となるCPUクーラーはMugen4、Mugen4 PCGH-Edition、Mugen Maxだけに絞られました。

日本では対象となるCPUクーラーはMugen4のみで、Mugen Maxは対象外となります。 (PCGH-Editionの日本国内販売はありません)

緩衝用ワッシャーをご希望の方は、上記の画像を参考に「support@scythe.co.jp」へメールすればワッシャーを送ってもらえます。

関連記事
Skylake破損の可能性問題に対して、日本Scytheの対応
【CPU】 顔面ブルースクリーンになるCPUとマザボの写真
【CPU】 Skylake+Scythe製CPUクーラーを装着したまま輸送で破損の可能性

CPU


(画像クリックで拡大)

↑こんな感じだそうです。

これでどれほどの効果があるのかはわかりません。また、発売日やお値段も今のところ未定だそうです。

このCPUガードを装備して↓Skylakeをボコボコにするテストをやってほしいですね。

ソース
eTeknix
MSI Develops CPU GUARD 1151 to Protect Your Skylake CPU
PC Perspective
MSI CPU Guard 1151 Addresses Skylake Bending

CPU

491Socket7742015/12/12(土) 22:49:53.18 ID:64JLKan0.net
>>477
ごめん…これDDR3

http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org650511.jpg
4790kも撮ってみたけど、分かりにくいかもだけど、使用時間も全然違うけどこっちの方が歪んじゃってるな
ここの辺がメモリ合わせるとカタカタ動くくらい歪んでる
取り敢えず6700kは四辺ともそんなことはなかった


(画像クリックで拡大)

514Socket7742015/12/12(土) 23:36:44.99 ID:64JLKan0.net
もうめんどいから写真は撮らないけど、ついでに転がってたi920もやってみたけど
厳密には真っ直ぐじゃないな

どれでも多少は歪んでくるんでないのかね
skylakeはそれが酷いから話題になったのだろうけど…


マジっすか…。Skylakeより前世代でも油断は禁物かもしれませんね…。そりゃまぁ、何も超合金ってわけじゃありませんし、可能性としてはありますよね…

気になったのでうちのIvyちゃんも見てみることに。

すっかり見なくなったミニディスクを乗せてみました。糞画質。だが私は謝らない。支え無しで乗ったのと、左右にガクンガクンしなかったのでたわみは無いはず…

ケースは横置き使用で、使っているクーラーは

これ。重量は920gですがシングルファンで運用しているので、多分800gくらい。ネジは手動でこれ以上はもう回らない、というところまで締め付けていました。が、今日から0.5回転分くらい緩めました…

気になった方は一度調べてみては如何でしょうか。

CPU,ハードウェア全般

前回のあらすじ。ScytheのCPUクーラーでSkylakeのCPUやマザボ破損の可能性。

よっぽどのことが無い限り、ぶっ壊れるなんてないっしょー、と思っていたのですが


これは顔面ブルースクリーンになる…

上記画像は匿名ソースでリークされた画像で、使われているCPUクーラーや、具体的にどういう状況でこうなったのかはわかりません。大型CPUクーラーを搭載したSkylakeモデルのPCは、輸送の際はCPUクーラーを外した方が安全かもしれませんね…

もう一点、不安になるのが、非輸送時、つまり通常時に大型CPUクーラーの重さと重力で、経年劣化でたわんだりしないのだろうかという点。こればっかりは時間が経ってみないことにはわからない。

マザボの縦置きだと圧力が片寄りやすいので、横置きにして圧力を全体に分散させて、ネジ止めもきつくしないようにすれば確実かと思います。が、たぶん、そこまで気にする必要もなく、大丈夫だとは思いますが…

追記

「EK-XLC Predator 240」か「Deepcool」か「Corsair H90」を使用して↑こうなった模様(どのクーラーが犯人かは不明)。取り付けの際は電動ドライバーを使ったそうです。CPUクーラーの重さどうこうだけでなく、ネジ止めのきつさにも注意しないといけませんね…

ソース元いわく「我々はSkylake以前のPCBが厚いCPUも電動ドライバーを使っていましたが、同様の問題を経験したことがありません」とのこと。今のところ日本国内では写真付きの報告は見つかりませんが、SkylakeのPCをお使いの方はご注意くださいませ。

12/6追記
日本国内でも報告が出て参りました…

ソース
PC GAMER
Intel Skylake CPUs are bending under the pressure of some coolers
PC Games Hardware
Skylake: Kühler können Sockel-1151-CPUs beschädigen
EXPreview
散热器损坏Skylake处理器再后续:不再是示警,真的掰弯了

CPU,ハードウェア全般

ITX向けの簡易水冷「Hydro Series H5 SF low-profile liquid CPU cooler」が近々出るようです。MSRPは79.99ドル。TDP150WまでのCPUに対応している模様。

下からの吸気でチップセットやVRM等も冷やせるようです。これだとしっかり外排気が出来て、ケース内のエアフローにも良さそうですね。

以下、このクーラーの画像数点になります。 (各画像はクリックで拡大)

CPU

ザックリ翻訳
Scythe EUはSkylakeでScythe製のCPUクーラー(グランド鎌クロス3、風魔、忍者4等)を取り付けたまま運搬・輸送を行うと、衝撃でCPU、あるいはマザーボードに負荷が掛かり損傷する可能性を発表しました。

これはSkylakeのPCBが薄くなったことが起因するものと思われます。

今回の発表に伴い、Scytheは圧力が少なくなった交換用固定具の無償配布を行っております。メールで「support@scythe.com」に送信するか、Webサイトのフォーム(http://www.scythe-eu.com/support/technische-anfragen.html)からリクエストが出来ます。

(※記事下部の12/7追記参照。発表時点ではグランド鎌クロス3や風魔も対象でしたが、12/7時点では対象から外されております)

ソース
PC Games Hardware
Skylake: Kühler können Sockel-1151-CPUs beschädigen - Scythe rüstet Halterungen nach
EXPreview
Intel又给玩家挖坑,部分散热器可能损坏Skylake处理器


ソースはドイツ語と中国語なので、Google翻訳で両ソースを照らし合わせてのざっくり翻訳になります。間違っていたらごめんちゃい。

ちなみに日本での発表は見つけられませんでした。日本も対象となっているのか、海外と日本のパッケージは同じなのかはわかりません。

Scytheユーザで気になる方はScytheへお問い合わせくださいませ。

株式会社サイズ | お問い合わせ
http://www.scythe.co.jp/info.html

12/5追記
日本国内ではまだ破損報告は見つかりませんが、海外ではちょこちょこ報告が出てきているようです。あと、Scytheに限定された問題でもないようです。

12/6追記
日本国内でも報告が出て参りました…

12/6追記
日本Scytheは「対応しない」という対応をするようです。

12/7追記
ソース元の記事がめちゃめちゃ更新されていました。Scythe EUが対象となる製品を変更したようです。グランド鎌クロス3や風魔等は外され、対象製品はMugen4、Mugen4 PCGH-Edition、Mugen Maxになりました。(ソース:PC Games Hardware / Scythe EU)

12/17追記
日本でも対応が開始されました。

CPU

前回のあらすじ。CPU殻割器が登場。

で、その前回の殻割器『Delid-Die-Mate』ですが、ドイツにて発売されました。


(Source:https://www.caseking.de/der8auer-delid-die-mate-fsd8-015.html)

お値段89.90ユーロ、日本円にして約11,800円。うーん、まぁ仕方ない感もするお値段。

しかし、この度、これよりさらに安いお値段の殻割器が登場しました。まずは動画をご覧くださいませ。音量注意です。

動画タイトルでもう 「あっ……(察し)」 って感じでしょうが、ええ、その通りです。3Dプリンターで作成したものです。この3Dデータは下記のサイトでダウンロードが出来ます。

YouMagine
https://www.youmagine.com/designs/9760

stlファイル直リンク
https://d36c0vbvwjb9cx.cloudfront.net/uploads/document/file/32320/chopperbase.stl
https://d36c0vbvwjb9cx.cloudfront.net/uploads/document/file/32321/skylakehalter_liegend_v3.stl

別途必要になるのは万力(ホームセンターで千円前後)と3Dプリンターです。わざわざこれだけのために3Dプリンターを買うのはあれなので3Dプリンター出力サービスをご利用くださいませ。

で、気になるお値段ですが……知らん。ごめんなさい。少なくとも『Delid-Die-Mate』よりは安く作れるんじゃないでしょうか……。

CPU

↑極冷用PCパーツなどを取り扱う海外のder8auer氏が殻割用ツールを設計しました。発売日やお値段は未定ですが、近々、www.caseking.deで発売されるようです。

今でこそ、万力+ドライヤー(音量注意)で比較的安全に割れる人類の英知が確立されていますが、それでも万が一を回避したい人には良いツールかもしれません。

ただ、日本でも買えるのかはわかりません……。

11/23追記
発売されました。そしてこれよりも安い殻割器も登場しました。

CPU,Windows

↑Win10IP版Build10586ではSkylakeのSpeed Shift Technologyが有効に出来るらしく、動作の俊敏性がアップするようです。

アイドルクロックから高クロックへの移行が今までより早く行われるとか。これにより、ブラウジングのJavaScriptテストでは下記のようなパフォーマンスアップが得られたそうです。




ゲーマー的にはどうかと申しますと、CPUクロックの動きが激しいゲームではもしかしたら僅かにパフォーマンスアップがあるかもしれません。無いかもしれません。どちらにしても、最初からCPUクロックを高クロックで固定してゲームをされている人に影響はないでしょう。

バッテリー駆動のモバイルデバイスや、省電力志向勢には省電力+パフォーマンスが得られる良い機能だと思います。バッテリーへの影響が気になりますが、ANAND TECHのテストによると、


(ソース:Examining Intel's New Speed Shift Tech on Skylake: More Responsive Processors)

↑上記グラフのように影響は無かったようです。ただ、これは「おそらく最良のケースである」と言われています。最悪のケースではどうなってくるのかはわかりません。PCの使い方なんて人それぞれなので、文字通りに最悪な結果が出てしまい、バッテリー優先にしたい人は機能を無効化すれば良いでしょう。

CPU,ウイルス

ザックリ翻訳 (上記画像はクリックで拡大)
IntelはSoftware Guard Extensions(SGX)をサポートした新しいSkylake(仕様変更)を出荷することを発表しました。この機能はセキュリティを高めるように設計されたx86拡張セットです。SGXを使うためにはOSとアプリケーションの両方でサポートされている必要があります。また、この機能は初期のSkylakeではサポートされておらず、サポートされなかった理由は不明です。

(ソース:Intel alters design of Skylake processors to enhance security)


マイナーな仕様変更が入るようです。概要を見るに、アンチウイルス系ソフトの負荷を軽減、もしくは高速化させるような命令が追加される感じでしょうか。特定のデータをアクセス出来ないようにする機能のようです。

仕様が変更されるCPUリストは下記アドレスへどうぞ。

http://qdms.intel.com/dm/i.aspx/5A160770-FC47-47A0-BF8A-062540456F0A/PCN114074-00.pdf

デスクトップ向けのi7、i5は全部(だと思う)仕様変更のようです。

追記
仕様変更があっても既存のマザボでの使用に問題はないそうです。