【ハード】 悲報 シリコンウェハ業界各社が値上げ

ハードウェア全般

シリコンウェハ業界各社が値上げを予定しており、PC市場への影響が懸念されています。

海外メディアのKit Guruは、シリコンウェハ業界3位で約20%のシェアを持つ台湾のグローバルウェハーズが2018年中に20%の値上げを予定していると報じました。また、値上げはグローバルウェハーズ1社だけに留まりません。

日付は少し遡りますが、楽天証券の2017年12月末の記事ではさらに恐ろしいことが書かれています。

     シリコンウェハの需給ひっ迫を受けて、SUMCOが長期契約顧客(2~3年契約が多い模様)に対して、値上げに応じればシリコンウェハを増産するという条件で、2016年下期から値上げ交渉に入りました。この価格交渉は、2017年12月期2Q(2017年4-6月期)に妥結しましたが、その中身は、最も需要が多い300ミリウェハ(直径300ミリメートルのウェハ、12インチとも表示する)について、2016年12月期4Q(2016年10-12月期)の平均価格に対して、2017年12月期4Qに約20%値上げ、2018年12月期4Qに更に約20%値上げ、2019年12月期4Qに更に約10%以上値上げするというものです。

     信越化学工業(信越半導体)でも開示はされていませんが、同様の値上げ交渉が妥結していると思われます。

    (Source:楽天証券)

SUMCOと信越化学工業は日本の企業で、この2社だけで

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世界シェアの60%を占めており、こちらも逐次値上げしていくようです。

今、PC関連製品はあらゆる悪条件が重なって高価になっていますが、この値上げによりさらなる悪条件が追加されることになりそうです。